中枢神経創薬標的探索力強化でボストンラボ開設  田辺三菱製薬

 田辺三菱製薬は3日、米国中心にグローバルに展開できる中枢神経疾患領域の創薬標的探索力強化のため、4月1日に米国・ボストンエリアにサテライト研究拠点ニューロディスカバリーラボ(NeuroDiscovery Lab、ボストンラボ)を新設すると発表した。
 ボストンラボは、米国マサチューセッツ州ボストンに隣接するケンブリッジに位置するSmartLabs(スマートラボ)内に、ALSをはじめとする中枢神経領域の新規創薬ターゲットを探索する研究拠点として開設する。
 田辺三菱製薬グループが、中期経営計画21-25において、中枢神経領域と免疫炎症領域で、プレシジョンメディシンを実現するパイプライン構築を研究開発の柱に掲げる中、ボストンラボは今後、中枢神経領域のプレシジョンメディシンをめざした早期の創薬研究において、中心的な役割を担う。
 スマートラボは、医薬品の研究開発企業を中心に約40社が入居する医薬版エコシステムで、スマートラボでの拠点開設を通して、ボストンエコシステムにおける創薬シーズの探索や協業機会の獲得を目指す。

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