日本イーライリリーは4月30日、日本肥満学会と「肥満症の研究と対策を通じた国民の健康増進のための産学連携に関する覚書」を締結したと発表した。
同覚書は、ライフコースを通じた肥満症の予防の推進、適切な医療へのアクセスの向上、肥満・肥満症に対する理解不足の解消に向けた取り組みを通じて、日本における肥満症対策の推進を図るもの。
日本イーライリリーと日本肥満学会が連携し、肥満症を取り巻く課題に対して、予防、医療提供体制の整備、肥満・肥満症に対する理解促進を柱とする包括的な取り組みを進める。
日本肥満学会は、「日本人肥満症の予防・治療に取り組み、“健康な日本”をつくる」という理念のもと、肥満症を医学的治療を要する慢性疾患として位置づけ、肥満・肥満症に関する研究、診断基準や診療ガイドラインの策定、予防・治療の推進、社会啓発などに取り組んでいる学術団体だ。
他方、日本イーライリリーは、肥満症に関する包括的な治療パスの構築、関連する研究の推進、医療従事者や社会における認識・理解の促進等を通じて、国民の健康増進に寄与し、かつ、日本の医療システムの持続
可能性の確保に貢献することを目指している。
今回、日本肥満学会が掲げる理念と、日本イーライリリーのパーパスに共通する考え方を踏まえ、日本における肥満症対策の推進および関連制度の改善・充実を目的として、本覚書を締結する運びとなった。日本イーライリリーと日本肥満学会は、同連携を通じて、国民の健康増進と日本の医療システムの持続可能性への貢献を目指す。主な連携内容は次のとおり。
1、ライフコースを通じた肥満症の予防の推進
各ライフステージの健康課題に配慮し、健康的な生活習慣の形成および適正体重の維持を支える環境整備を図る。
2、 医療提供体制の整備に向けた連携強化
健診から受療・専門治療に至る円滑な導線の構築を図るとともに、安全性および医療の質を担保した医療提供体制の下で、支援を必要とする者の適切な医療へのアクセスの向上を目指す。さらに、多職種・多機関連携による標準的治療の普及および質の向上を図る。
3、肥満・肥満症に対する理解不足の解消
肥満症の多因子性および有効な予防・治療に関する科学的根拠に基づく情報提供を行い、誤解や偏見に起因する受療や支援への障壁を軽減し、社会的不利益の是正に資する取り組みを進める。
