松阪事業所が全国みどりの工場大賞「日本緑化センター会長賞」受賞 オムロン ヘルスケア

 オムロン ヘルスケアは1日、国内生産拠点である松阪事業所(三重県松阪市)が、経済産業省主催の2021年度「緑化優良工場等表彰制度(通称:全国みどりの工場大賞)」において、「日本緑化センター会長賞」を受賞したと発表した。
 同制度は、工場の緑化を積極的に推進し、工場内外の環境整備における顕著な功績を認められた工場や団体および個人を毎年表彰するもの。工場緑化の一層の推進を目的に経済産業省が1982年から主催している。

松阪事業所 新棟


 今回受賞した松阪事業所は、家庭用血圧計や体温計などを生産する国内唯一の生産拠点であると同時に、グローバル生産体制におけるマザー工場の役割を担い、生産自動化を核とする先端生産技術の開発・生産モデルの確立を行っている。
 昨年3月には、国内向け体温計の自動化生産ラインやコールセンター、従業員の福利厚生施設(食堂等)からなる新棟を竣工した。この竣工に合わせて、周辺や屋上などの緑化整備をしたことで「緑地等の多くが敷地境界線沿いに配置されている」「植栽している樹種に地域本来の里山の構成種が選定されている」など、工場敷地内外への影響や地域一体となった環境整備が評価され、今回の受賞となった。

1階中庭


 松阪事業所の緑化は、地域の生活環境と調和しながら、「地域に喜んでもらえる」、「従業員の心身の健康向上に寄与する」を目的としている。昨年3月竣工にあわせて緑地面積を大幅に拡大させたレイアウトには、敷地境界に桜並木を植え、ウォーキングロードが設置された。
 同社は、今後もオムロングループの環境方針に基づき、事業活動における環境対応を進めると同時に、地域環境への貢献や環境情報の適切な開示を通じて、持続可能な社会の実現にチャレンジしていく。

ウォーキングロード

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