空気触媒「空気の王様/AT254」奈良県立医大で新型コロナウイルスの不活化を証明 ブレス

 ブレス(大阪市)は9日、チタニア系セラミックコート剤の空気触媒溶液「空気の王様/AT254(オールチタンAT254-V)」について、奈良県立医科大学医学部微生物感染症学講座で実施した実証実験により、新型コロナウイルスに対する不活化が実証されたと発表した。同実験で、新型コロナウイルス不活化に伴う減少による99.887%の有効性が示された。AT254は、2006年に、防汚、防カビ、抗菌、シックハウス対策として開発された空気触媒溶液。空気触媒のため環境状況を選ばず、無色透明でどんな場所にも施工可能だ。主成分のチタニア系セラミックコート剤が、空気中の菌・ウイルスのスパイクに酸素と酸化ラジカル反応(=空気触媒)することで不活化される。菌・ウイルスが水と二酸化炭素に分解され、安全かつ効果も長期間継続する。空気触媒のため光が当たらない場所・日陰・夜間などにも影響されず効果を24時間発揮する。
 ほとんどの場所・物に対してコーティングすることが可能で(文化財・美術・芸術品・精密機械などは除外)空気触媒の平均効果は3~5年。
 実証実験では、試験ウイルスは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2;2019-nCoVJPN/TY/WK-521株)をVeraE6/TMPRESS2細胞に感染させ、細胞変性効果が確認したものを回収し、-80℃のフリーザーに冷凍保存した。凍結融解を2回繰り返したものを遠心分離し、上清を限外濾過膜で濃縮・精製した。これを試験ウイルス駅とし、試験まで-80℃のフリーザーに凍結保存した。
 なお、SARS-CoV-2は国立感染症研究所より、VeraE6/TMPRESS2細胞は国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所JCRB細胞バンクよりそれぞれ入手した。


 その結果、空気触媒溶液では日本で初めて、新型コロナウイルスが30分で78.754%、60分で97.626%、120分で99.887%不活化した(奈良県立医科大学医学部微生物感染症学講座 受託研究報告書https://kk-bless.com/evidenc)。
 今回の実証実験で使用した製品は、2006年に抗菌・シックハウス対策として開発されていたAT254で、室内の壁や家具等にスプレーガンでコーティング後、AT254の表面で水と空気中の酸素が酸化還元反応を促進し、菌やウイルスが分解されるため抗菌・抗ウイルス効果が長期間持続。瞬間対策(消毒液)+常時対策(AT254)を併用してW効果で感染予防対策が強化できる。


 AT254は、2019年の北里大学北里環境科学センターによる抗ウイルス性能評価試験によるA型インフルエンザウイルス・ネココロナウイルスの実証実験の結果より、2020年春から新型コロナウイルスの空間感染対策にも効果を期待して、大手飲食チェーン店、医療モール、公共交通機関、年末年始の初詣対策として神社・寺院など、既に幅広い業種・企業・施設等で数多く導入されている。


 

さらに、エアコンを活用したアイテムとして2016年に開発した「空気の王様/AT254エアコンフィルター」は、エアコンの内部循環機能を利用して室内空気の清浄をサポート。エアコン内部の防汚・防カビの他、電気代が削減したなど、高い評価を得ている。
 室内の空気に対する価値観が改まった現在、「空気の王様/AT254」を通じて空気環境を整えるリーディングカンパニーとして「目に見える安心=フィルター・目に見えなくても安心=コーティング」を行う抗菌・抗ウイルス製品をブレスでは、提供していく。

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