武田薬品は10日、アンドリュー・プランプ取締役リサーチ&デベロップメント プレジデント(M.D., Ph.D.)が、2027年6月をもって退任する予定にあると発表した。2027年6月に開催の定時株主総会まで、同社取締役を務める見込み。
今回のリーダーシップの変更は、武田薬品が変革から成長加速へと歩みを進めるためのロードマップである2つの成長段階(Horizon)からなる成長戦略を実行する中で行われるもの。
Horizon 1では、3つの新薬上市、後期開発パイプラインの推進、既存主力製品の持続的な安定性の確保、新たな組織能力と効率化の実現を通じて、タケダの競争力を強化し、成長エンジンを構築する。
Horizon 2では、Horizon 1で築いた基盤をもとに、初期に上市した製品群の規模拡大、後期開発パイプラインからの次の新製品群の上市、先端技術を活用したスピードと効率性の向上を進め、長期的な収益性の向上と患者への価値創出を加速させる。
アンドリュー・プランプ氏の同社創薬における実績では、オレキシン・バイオロジーにおける主導的役割を強化し、ナルコレプシータイプ1治療薬であるORZEYFUL(日本での製品名:オーゼイフル、承認取得済み)について米国FDAから承認を取得した。
真性多血症に伴う成人の赤血球増加症に対するMIMRYLOについてもFDAからの承認を取得した。乾癬に対する主要な経口治療選択肢となることが期待される、高い選択性を備えたTYK2阻害薬であるザソシチニブをはじめ、複数の第3相試験段階の開発品を創出してきた。
◆ジュリー・キム武田薬品取締役社長CEOのコメント
アンディは、その優れたリーダーシップで、武田薬品の研究開発部門の大きな変革と成長を成し遂げてきた。彼のもと、タケダのパイプラインは重点疾患領域において革新性を追求すべく再構築され、現在では、今後数カ月以内の上市を見込む3つの革新的な医薬品の創出を含む、力強い後期開発パイプラインを有するに至っている。
彼の貢献により、画期的なサイエンスの前進、当社の研究開発組織の強化や、優れた人材の育成につながり、今後長きにわたり患者さんに貢献していくための確かな基盤を築くことができた。

