エーザイは14日、レケンビ皮下注射製剤「LEQEMBI IQLIK」(米国製品名:アイ・クリック)について、米国FDAが、早期アルツハイマー病(AD)に対する初期療法としての適応追加を承認したと発表した。
「LEQEMBI IQLIK」はオートインジェクターを用いて投与され、初期療法による治療開始時から静脈内(IV)投与に代わる利便性の高い選択肢を提供する。今回、初期療法として承認されたレジメンは、250 mgの注射2本による合計500 mgを週1回投与するもので、投与はそれぞれ約15秒で完了する。 「LEQEMBI IQLIK」は、IV投与もしくはSC投与による「レケンビ」の18カ月の初期療法終了後には、360mgを週1回投与する維持療法としても使用可能である。
従来の投与方法のIV投与に加え、初期療法・維持療法の全投与期間にSC投与を用いることが可能となり、またIVからSCに、あるいはその逆の投与への移行も可能で「レケンビ」の投与方法の利便性と簡便性が増すと考えられる。
米国における「レケンビ」の適応は、AD による軽度認知障害(MCI)または軽度認知症(総称して早期AD)の成人。ADによるMCIは、ADの症状が現れる最も初期の段階であり、もの忘れ、時間・場所などの認識がしづらくなること、言葉が思い出せないといった軽い症状として現れる場合がある。
「LEQEMBI IQLIK」が初期療法として承認されたことにより、当事者およびケアパートナーは、AD 治療の全過程を通じて在宅で投与可能な唯一の選択肢を利用できるようになる。

