キザルチニブ 欧州医薬品庁が急性骨髄性白血病一次治療で承認勧告 第一三共

 第一三共は19日、キザルチニブ(FLT3阻害剤、以下「本剤」)について、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)が、FLT3-ITD変異を有する急性骨髄性白血病(AML)の一次治療を対象として、承認を推奨する肯定的見解が示したと発表した。
 同剤は、FLT3-ITD変異を有する AML患者への一次治療を対象としたP3試験(QuANTUM-First)の結果に基づき、本年8月にEMAで承認申請が受理されている。
 CHMPの肯定的見解は、欧州連合(EU)における医薬品の製造販売を承認する欧州委員会(EC)への最終的な承認勧告とみなされる。
 今回のCHMPによる承認勧告を受け、今後ECにて審議され、同剤の承認可否は数ヶ月以内に決定される見込みである。
 第一三共は、FLT3-ITD変異を有するAMLにおける新たな治療の選択肢を提供することで、欧州の多くのAML患者に貢献できるものと期待している。

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