健康管理アプリOMRON connectに基礎体温を追加    オムロン・ヘルスケア

 オムロン ヘルスケアは、スマートフォン健康管理アプリ「OMRON connect」(オムロン コネクト)の新機能として、基礎体温を7月1日から追加した。同時に、スマートフォン基礎体温管理アプリ「ラルーン(提供:エイチームライフスタイル)」「ルナルナ 体温ノート(同エムティーアイ)」との連携をスタートする。
 OMRON connectは、体重や血圧、歩数などのバイタルデータと、基礎体温の測定結果を照らし合わせることで相関関係が確認できるアプリ。
 今回連携する「ラルーン」「ルナルナ 体温ノート」は、基礎体温管理に加え、生理日・排卵日の予測や体調の記録ツールとして多くの女性が利用している。
 基礎体温とは、生命維持に必要な最小限のエネルギーしか消費していない安静状態にあるときの体温のことで、朝目覚めてからすぐに体をうごかさず口中で測る。基礎体温の変化をグラフで確認することで月経周期のパターンやホルモンバランスの状態が分かり、健康管理に役立てることができる。
 だが、基礎体温の管理は、測定結果を記録し続けなければならず、多くの女性が手帳やスマートフォンの基礎体温管理アプリを活用している。


 今回、オムロンコネクトへの基礎体温管理機能追加により、オムロンの通信機能付き婦人用電子体温計の利用者は、基礎体温管理アプリに測定結果を手入力することなく簡単に記録ができる。同時に、基礎体温管理アプリの機能である、基礎体温のグラフ化や生理日・排卵日の予測機能が利用でき、基礎体温の管理がより簡単、便利に続けられる。
 女性のライフスタイルは、ここ数十年の急激な社会環境の変化とともに大きく変化し、晩婚化や出産の高齢化が進む中、月経困難症や子宮筋腫などの女性特有の健康トラブル、月経開始前の「月経前症候群(PMS)」などに悩む女性が増えている。
 また、月経困難症などに伴う社会的な損失は、年間6828億円に達するとも言われており、自分の体調を把握し、月経リズムに合わせた健康管理の重要性が高まっている。
 現在、基礎体温を測っている人の割合は、17.6%で、過去に基礎体温を測っていたがやめてしまった人は27.9%、その理由として「面倒だから」「忘れてしまうから」という声が上げられる。
 基礎体温は測定結果記録の長い継続が重要で、スマートフォンアプリを利用すると自動でグラフ化や次の月経開始推定日などが分かるので、基礎体温を測っている17.6%のうち46.1%がアプリを活用している。
また、基礎体温を測っている17.6%のうち53.2%が一年以上基礎体温を続けていた。アプリを活用することで基礎体温の測定・記録が簡単になり、毎日の習慣につながると考えられる。
 オムロンヘルスケアでは、女性の美と健康をサポートするためのプロジェクト「オムロン式美人」のコンセプトのもと、2012年4月に婦人用電子体温計としては日本初となる、10秒検温の「MC-642L」を発売した。発売開始後1年で年間目標の約140%を販売し、2014年には、Bluetooth通信機能搭載の「MC-652LC」を発売。累計115万台以上を販売している。
 同社は、今後も女性が自分のカラダのリズムを知り、上手に付き合うことで健やかで美しい生活を送ることができるような商品・サービスの開発に取り組んでいく。

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