会社・健保組合・労組三位一体で喫煙率ゼロを目指して  田辺三菱製薬

 田辺三菱製薬は1日、会社・健康保険組合・労働組合が三位一体となって禁煙を推進し、喫煙率ゼロを目指すと発表した。
 同社は、2017年度より3カ年卒煙プログラムとして社内禁煙化を推進し、段階的な喫煙率の減少を目標に、営業車両の完全禁煙、健康保険組合との協働による禁煙支援、社内喫煙室の閉鎖、就業時間中禁煙を就業規則に明文化するなどに取り組んできた。
 2019年12月には、労使共同による禁煙宣言を行っており、会社・健康保険組合・労働組合がそれぞれの役割を発揮し、三位一体となって禁煙推進に取り組んでいる。
 禁煙に向けた田辺三菱製薬グループの取組みとして、今後、喫煙者のみならず、非喫煙者や家族も含めた禁煙推進活動を行うことで、健康づくりの風土醸成に取り組んでいく。具体的な取り組みは次の通り。
禁煙推進職場宣言=喫煙率が0%の職場、または喫煙者が1人でも禁煙することができた職場は、禁煙推進職場宣言を出すことができる。これは、禁煙推進職場を掲げることで、従業員一人一人の健康に対するリテラシーの高揚と、卒煙を考える喫煙者の職場全体での支援を狙いとしている。
 禁煙推進職場宣言を出した職場には会社よりインセンティブを付与し、職場名を社内で公表していく。
家族による禁煙サポート宣言=禁煙成功の要因として周囲の禁煙サポートが重要であるため、禁煙に取り組む従業員の家族による「禁煙サポート宣言」を募集する。家族の禁煙サポート状況をレポートしてもらい、達成者には達成賞を贈呈する。
 田辺三菱製薬グループは、医薬品の創製を通じて世界の人々の健康に貢献する企業であることを踏まえ、まずは、従業員自らが健康であることを実践し、家族や患者、すべての人々が健康である世界を目指す。

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