HGF遺伝子治療用製品「コラテジェン」 BLA申請手続きへ アンジェス

 アンジェスは17日、HGF遺伝子治療用製品「コラテジェン」(一般名:ベペルミノジーン ペルプラスミド)について、米国FDAとの打ち合わせによりBLA申請の提出手続きに進むと発表した。
 FDAへの生物製剤認可申請(BLA申請)に向けて、7月16日にFDAとPre-BLA Meeting を実施する予定であったが、同ミーティングに向けた書面交換により、FDAより前向きな回答を受領。その結果、BLA申請の提出手続きに進むことになった。
 同社は、2025年8月に米国で開発している同製品について、臨床試験を完了とし、BLA申請に向けた準備を進める方針を決定。これに伴い、本年5月に、BLA申請に向けFDAとType B Meeting を実施し、臨床及びCMC(化学・製造・品質)について協議し、申請方針について合意を得た。
 今回、Pre-BLA Meeting に先立ち FDA に書面による質問を提出し、FDA より十分な回答を得ることができたもの。また、FDAより同社が計画している段階的提出(Rolling Submission)及び提出資料の内容について問題ない旨回答を得ている。
 これを受けて、申請前に実施するPre-BLA Meetingは開催不要となり、BLA申請に向けた提出手続きに進む。
 コラテジェンは、末梢動脈疾患(PAD)患者における重症下肢虚血(CLTI)の治療を目的とした遺伝子治療製品である。PADは世界で約2億人が罹患している複雑な疾患であり、下肢の潰瘍、感染症、さらには最終的に下肢切断に至るなど、極めて深刻な合併症を引き起こす可能性がある。
 Armstrong博士らの報告によれば、がんとの比較において、主要下肢切断(足関節より近位での切断)後の5年死亡率は57%であり、肺がん(80%)に次いで高いことが示されている。
 また、「Global Vascular Guidelines」ではPADの早期段階から治療を開始することが推奨されている。PAD患者におけるCLTIに対するHGF移転し治療用製品による治療は、潰瘍および切断のない期間の延長に寄与し、患者のQOLの向上につながる可能性がある。
 なお、今回のPre-BLA Meetingを開催しないことに伴う同社連結業績への影響はない。

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