不眠症治療薬「レンボレキサント」 欧州医薬品庁が販売承認申請受理 エーザイ

 エーザイは16日、オレキシン受容体拮抗剤「レンボレキサント」(一般名、日本製品名:デエビゴ)について、欧州医薬品庁(EMA)が「成人の慢性不眠症」における販売承認申請を受理したと発表した。
 レンボレキサントは、脳内で睡眠と覚醒の状態を調節するオレキシン受容体の2種のサブタイプ(オレキシン1および2受容体)に対し、オレキシンと競合的に結合する拮抗剤で、覚醒中枢を制御しているオレキシン神経伝達に作用する。オレキシン受容体を遮断することにより、入眠を促進し、夜間の覚醒を低下させると考えられている。 慢性不眠症は、十分な睡眠機会があるにもかかわらず、入眠困難、睡眠維持困難のいずれか、またはその両方が、少なくとも3カ月間続くことが特徴で、疲労、集中困難、易刺激性を引き起こす可能性がある。
 欧州では成人の4.7~22.1%が慢性不眠症を有すると報告されており、患者のQOLや日常生活に大きな影響を及ぼす重要な健康課題となっている。
 現在、欧州における不眠症治療では、中枢神経の活動を比較的広範に抑制する薬剤が広く用いられており、日中の活動への影響に配慮した治療選択肢に対する期待が高まっている。
 承認されれば、レンボレキサントは欧州における不眠症患者への新たな治療選択肢として期待される。

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