大鵬薬品は2日、大鵬イノベーションズの機能拡充および組織拡大を行い、7月1日より新たな体制で稼働を開始したと発表した。
大鵬薬品のコーポレートベンチャーキャピタルである大鵬イノベーションズ合同会社(設立当時の名称)は、2019年の設立以降、国内のアカデミアおよびベンチャー企業への投資やハンズオン支援を通じて、創薬シーズの発掘・育成に取り組んできた。
近年、創薬の高度化・複雑化が進む中、有望な創薬シーズの価値を最大化するためには、迅速かつ適切な臨床PoC(Proof of Concept:概念実証)の取得が、開発の成功確度を大きく左右する重要な要素となっている。こうした背景を踏まえ、大鵬イノベーションズは、ベンチャーエコシステムへのさらなる貢献を目指し、その機能を拡充する。
具体的には、大鵬薬品が有する早期臨床開発機能の一部を大鵬イノベーションズへ移管し、アカデミアおよびベンチャー企業が保有する創薬シーズを対象とした早期臨床試験の受託機能を新設。当該業務に精通し、知識・経験およびネットワークを有する人材を出向させ、質の高い支援体制を構築していく。
これにより、大鵬イノベーションズはこれまでの投資およびインキュベーション機能に加え、早期臨床開発機能を併せ持つ、国内でも特色ある共創基盤となる。アカデミアやベンチャー企業との協働を通じ、日本からグローバル開発につながる臨床PoCを迅速に取得することで、医学的・事業的価値の創出とともに、創薬シーズの価値最大化と実用化の加速を実現していく。
また、今回組織形態および社名を合同会社から株式会社へ変更する。加えて、7月2日付で代表取締役社長に大窪敬人氏が就任した。

