花王は17日、本年春に発売する「ビオレu」全身洗浄料、ボディケア製品、入浴剤において、商品(パッケージ)に添付しているアテンションツール「プラスチック製アイキャッチシール」を順次廃止していくと発表した。花王のESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」(キレイライフスタイルプラン)の注力アクションである「リデュースイノベーション」の取り組みの一つで、「Kirei Lifestyle Plan」の19の重点取り組みテーマのなかでは、「ごみゼロ」に貢献するもの。
「プラスチック製アイキャッチシール」は、消費者の購入時に商品特徴や正しい使用方法などを的確に伝達できるメリットがある一方で、その分のプラスチック使用量が増え、プラスチックごみや廃棄時のCO2排出量の増大につながる課題があった。今回の「ビオレu」全身洗浄料、ボディケア製品、入浴剤では、従来アイキャッチシールで訴求していた内容をボトルに記載することで、廃止を実現した。
花王では今後も、「プラスチック製アイキャッチシール」の廃止を進めるとともに、使用方法の伝達等が必須な場合はFSC認証紙などの認証紙への変更を行なう、その他のコミュニケーション方法に切り替えるなどの手法により、2021年末までには「プラスチック製アイキャッチシールの全廃」を達成する。