新たに「パーパス」の制定と新ビジョンの策定 ツムラグループ

 ツムラグループは、新たに「パーパス」を制定し、新ビジョン「サステナビリティビジョン」「長期経営ビジョン:TSUMURA VISION “Cho-WA” 2031」を次の通り策定した。

◆パーパス:「一人ひとりの、生きるに、活きる。 人生のあらゆるステージに寄り添うことで。 自然の叡智を科学することで。 一人ひとりのすこやかな日々の力となる」

 創業者・津村重舎氏は、明治の時代、医療のアクセスが難しい中、弱者であった女性に婦人薬「中将湯」で寄り添った。家庭の中心である女性が健康で元気になれば、家族全員が健康で元気となり、活力ある心豊かな社会となる。目指したのは「社会公益の一端となる意義ある事業」であった。
 この創業の精神を引き継ぎ、これからのデジタル時代、人間を中心とした創造社会において、「一人ひとり」の「生きる」に「ツムラグループが役立ち、多様な社会を創り、一人ひとりが輝く未来を実現したい」という想いがパーパスには込められている。
 これまで、10年先の長期経営ビジョン2021「”KAMPO”で人々の健康に寄与する価値 創造企業を目指して」を掲げ、理念に基づくバックキャスティングの経営を実践してきたが、新ビジョン策定にあたり、創業の原点と50年・100年という未来を結ぶ社会的使命として、「究極的に成し遂げる事業の志」をパーパスとして制定した。

◆サステナビリティビジョン:「自然と生きる力を、未来へ。」

 ツムラグループの事業は、原料生薬の栽培からはじまる“漢方バリューチェーン”によって構成され、自然環境と深い関わりがある。事業の根幹を成す「自然」に向き合い、「自然環境の変化や危機に最も敏感な企業」であり続け、豊かな自然を未来へつなげていく決意を、「自然と生きる力を、未来へ。」というサステナビリティビジョンのメッセージとし、人間・社会・地球環境のサステナビリティを推進する。
◆長期経営ビジョン TSUMURA VISION “Cho-WA” 2031
「”Cho-WA”(調和)のとれた未来を実現する企業へ」
PHC:Personalized Health Care 一人ひとりに合ったヘルスケア提案
PDS:Pre-symptomatic Disease and Science “未病”の科学化
PAD:Potential-Abilities Development 潜在能力開発

 次なる10年先のツムラグループのあるべき姿として、3つの”P”を通じて、心と身体、個人と社会が「”Cho-WA”(調和)のとれた未来を実現する企業へ」を掲げた、長期経営ビジョン「TSUMURA VISION “Cho-WA” 2031」を策定した。
 一人ひとりのライフステージ・症状・遺伝体質・生活環境等に合わせて、漢方薬・中薬をはじめとした製商品・サービスをエビデンスベースで提供することにより、人々のwell-beingに貢献している状態を目指す。

 ツムラグループは、パーパスを掲げ理念に基づく経営を実践することにより、事業を通じて、豊かな自然を未来につなげ、活力ある豊かな社会の創造を目指します。そして、伝統医薬である漢方薬・中薬を科学することで、人々のwell-beingに貢献していく。

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