

江戸時代の「日本国中妙薬競(番付)」
江戸時代には「日本国中妙薬競(にっぽんこくじゅうみょうやくくらべ)」 や「病薬道戯競」といった番付が刷られ、庶民の医療情報として親しまれました。当時、番付の東の横綱などに名を連ねた代表的な妙薬には以下のようなものがあります。 [1, 2, 3, 4]
反魂丹(はんごんたん):富山の薬売りの代名詞となった薬。
烏犀圓(うさいえん):佐賀藩の庇護のもとで製造が許可された、強壮薬の代表格。
和剤局方(わざいきょくほう)の処方をベースにした各地の丸薬・膏薬(こうやく)。 [1, 2]

In 薬史学雑誌1979、14(1)綴じ込み THE JOURNAL OF JAPANESE HISTORY OF PHARMACY UMIN PLAZAサービス https://plaza.umin.ac.jp › 2022/01 › Vol14-1_all

[資料5] In 公開者:早稲田大学図書館
[資料6] In 詳細 :東京都立図書館デジタルアーカイブ TOKYOアーカイブ
東京都立図書館デジタルアーカイブ TOKYOアーカイブ https://archive.library.metro.tokyo.lg.jp › detail
「病薬道戯競 初編」. ビョウヤク ドウケクラベ ショヘン. 「江戸自慢」. エド ジマン. 大きさ(cm), 17.2×23.1cm. 分類

[資料7] in(病薬道○競)番付表 新庄デジタルアーカイブ https://www.shinjo-archive.jp › …
(病薬道○競)番付表 ; (病薬道○競)番付表 · (ビョウヤクドウ○キョウ)バンヅケヒョウ · 提供者不明 平成14年図書館より移管 昔の写真・番楽・江戸時代・資料 · 歴史センター 20 ..

[資料8] in 江戸時代の病気とくすり ─内藤記念くすり博物館の資料をもとに─* 1 稲垣裕美 薬史学雑誌 59(2),123-130(2024) 江戸時代は徳川家康が幕府を開いたが,当時既に年貢を銭で納めるようになっており,16 世紀以降は市場経済が拡大し,17 世紀には新田が開発されるなど耕地面積が増大し,食糧もおおむね足りるようになった.気候としては小氷期といわれ,冷害や虫害により飢饉が発生したこともあったが,新田開発などの効果もあって,1600 年頃におおよそ 1,200 万人とされた日本の人口は,幕末にはおおよそ3,400万人と3倍近くに増えた2). 天下泰平と呼ばれた江戸時代において,病気や薬はどのような状況にあったか,まず庶民を中心とした生活と環境の概況を紹介し,病気と治療については,感染症とそれ以外に人々を悩ませた病気に分けて解説する.感染症には長年にわたり蔓延した天然痘や,おおよそ10-20年周期で流行する麻疹,性感染症の梅毒,蚊が媒介する瘧(マラリア)などが流行を繰り返し,幕末には海外よりコレラが伝来した.医薬に関する科学的知識はまだなく,大人,こどもを問わず,感染症で命を落とす人は多かった.また,感染症以外の病気では,中風(脳血管疾患)や寄生虫に悩まされることも多かった.女性では血の道など婦人科疾患や妊娠・出産で命が脅かされることもあった.乳幼児は感染症や寄生虫だけでなく,「疳の虫」などの神経過敏や栄養不良も加わり,死亡率も高かった.これらの病気に対して,まずは食養生に気を付けて対処し,次に医師が処方する薬や市販の薬に頼った.これらの薬は,薬研(図 1)や石臼などの製薬道具を用いて製造された.販売については店舗で大々的に販売されただけでなく,行商人の小口の商いにより,庶民でも廉価な薬を手にすることが可能となった.広告については,木製の看板のほか,ちらしや錦絵広告による宣伝が盛んに行われた. Ⅱ.江戸時代の生活と環境 1.医学の伝来と医薬品の伝搬 江戸時代には,日本に伝わった中国医学が日本の気候や 風土に合わせて変容し,日本独自の漢方医学となった.中でも,江戸幕府を開いた徳川家康は医薬を好み,本草学に傾倒しており,医薬を重視する姿勢は幕府の施策にも代々反映された.16 世紀にはポルトガル人とスペイン人に続き,オランダ人が来航したほか,イギリス人ウィリアム・アダムズ(後の三浦按針)も来日している.しかし海外との交易は鎖国令によって中国や李氏朝鮮およびオランダに留まった.三代将軍家光の時代になると御朱印船貿易が盛んとなり,中国・明や清から医薬品を含むさまざまな物品が到来した.これらの舶来品は,中国のみならず,マカオやマニラなど 東南アジア諸国の産物も含まれていた 2.徳川幕府の医療 (1)漢方医学の隆盛 鎖国中にあっても,幕府は中国からの医学書の輸入を認めていた.当時の医師は師の下で中国の医学書をもとに漢方を学んだ.儒学者ら漢文の素養がある者は,独自に『傷寒論』(図 2)などの医学書を読んで医学を学んだ.薬剤師にあたる職業はなく,医師が薬を処方して治療を行っていた.漢方医学が隆盛したことで,都市部や武士階級,裕福な商人階級は医師の診察を受けることができた.(2)『解体新書』以後1774 年(安永 3)に『解体新書』(図 3)が刊行されると,当時の中国医学・漢方医学には解剖学という分野はなかったこともあり,人体の構造への関心が高まった.多くの医師が『解体新書』の刊行をきっかけに蘭方医学に取り組み, 新しい医学知識を得るようになったと考えられる.蘭方医学の導入により,病気や怪我の治療の選択肢は江戸時代以前よりも増えたといえよう.当時最新の蘭方医学においてもウイルス等の存在はまだ知られていなかった.しかし長崎経由で西洋医学の書物を入手することができ,蘭館医の指導を受けたことで,天然痘がワクチンで予防することができると多くの医師が知った.彼らが協力して海外から痘苗や痘痂を取り寄せ,接種を行ったことで多くの人が感染を免れた. (3)徳川幕府の医療行政 徳川幕府は強固な法制度は持たなかったが,二代将軍秀忠が定めた武家諸法度や八代将軍吉宗制定の公事方御定書に慣例や判例を追加する形で,法体系を整えた.この内容は明治時代に当時の大蔵省が刊行した『徳川理財会要*』に詳しい.この書籍によれば,幕末のコレラ流行時に幕府がコレラ予防法のちらしを配布したなど,当時の対処法をうかがうことができる.
*『徳川理財会要』について
AI による概要:『徳川理財会要(とくがわりざいかいよう)』は、大蔵省記録局が編纂し1932年(昭和7年)に刊行した、江戸幕府の財政および経済に関する大規模な沿革書・史料集です。 [1, 2]
概要:正式名称: 『徳川理財会要:徳川三百年財政経済変遷史』
書籍の特徴
- 内容::江戸時代の約300年間にわたる財政、貨幣制度、物価、税制、産業などの変遷について、幕府の記録や公文書を網羅的にまとめた大著です。全1223ページに及ぶ大ボリュームとなっています。 [1, 2]
- 主な収録事項: 貨幣改鋳などの金融政策や、天保の飢饉をはじめとする災害時の救済記録など、当時の経済状況を把握するための重要史料が含まれています。 [1, 2, 3]
歴史的価値::後に昭和初期の『日本経済大典』にも再録されるなど、日本経済史研究の基本文献として重宝されています。 [1]
in徳川理財会要(とくがわりざいかいよう)とは? 意味や使い方
コトバンク https://kotobank.jp › word › 徳川理財会要-1568703
徳川理財会要とくがわりざいかいよう. 江戸時代財政の沿革書。 … 30年(昭和5)『日本経済大典』53、54巻にも再録された。
- 徳川理財会要(とくがわりざいかいよう)
江戸時代財政の沿革書。1878年(明治11)大蔵卿(きょう)大隈重信(おおくましげのぶ)が大蔵省記録局に理財会要取調掛を置き、官庁、府県、華族、民間の旧記古文書を借り上げ、財政経済に関する事項を抄録類纂(るいさん)し「旧幕府理財会要原書」と題し(1922年『日本財政経済史料』として刊行)、その修訳本を1883年脱稿、1917年(大正6)滝本誠一により『日本経済叢書(そうしょ)』巻35、36に収録。30年(昭和5)『日本経済大典』53、54巻にも再録された。
[大野瑞男] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について徳川理財会要(とくがわりざいかいよう)
江戸時代財政の沿革書。1878年(明治11)大蔵卿(きょう)大隈重信(おおくましげのぶ)が大蔵省記録局に理財会要取調掛を置き、官庁、府県、華族、民間の旧記古文書を借り上げ、財政経済に関する事項を抄録類纂(るいさん)し「旧幕府理財会要原書」と題し(1922年『日本財政経済史料』として刊行)、その修訳本を1883年脱稿、1917年(大正6)滝本誠一により『日本経済叢書(そうしょ)』巻35、36に収録。30年(昭和5)『日本経済大典』53、54巻にも再録された。
[大野瑞男]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について
参考資料:
・【江戸時代の生活の知恵】薬草で民間療養?伝統的な健康法っ ロスゼロ https://losszero.jp › blogs › column › col_201
・もうひとつの学芸員室-江戸の病気ランキング エーザイ株式会社 https://www.eisai.co.jp › museum › curator › column
・検索「日本国妙薬一覧」 AI による概要
・薬史学雑誌1979、14(1)綴じ込み THE JOURNAL OF JAPANESE HISTORY OF PHARMACY UMIN PLAZAサービス https://plaza.umin.ac.jp › 2022/01 › Vol14-1_all
・詳細:東京都立図書館デジタルアーカイブ TOKYOアーカイブ
https://archive.library.metro.tokyo.lg.jp › detail
・(病薬道○競)番付表 新庄デジタルアーカイブ https://www.shinjo-archive.jp › …
・江戸時代の病気とくすり ─内藤記念くすり博物館の資料をもとに─* 1 稲垣裕美 薬史学雑誌 59(2),123-130(2024)
