「エイジングに向き合う新サービス」構築で九州大学等と共同研究開始 キューサイ

 キューサイは、個々人の加齢変化に基づき適切なソリューションを提案する「エイジングに向き合う新サービス(仮)」の構築を目指して、九州大学大学院 医学研究院 衛生・公衆衛生学分野、久山生活習慣病研究所、ヒュービットジェノミクの3社と共同研究を開始した。
 同研究は、九州大学と久山生活習慣病研究所が連携して長年蓄積してきた健康診断データと生活習慣の情報を組み合わせることで将来のエイジング課題に繋がるエビデンス取得を目指すもの。2023年11月から久山町住民を対象に皮膚の状態と食生活、運動状況、睡眠などの生活習慣に関するアンケートや各種検査を開始しており、2025年3月を目途にそれらの結果を解析し、個々の生活習慣と疾患に関係性があるかを明らかにしていく。

 キューサイは、2022年よりカラダもココロも健康で、前向きに年齢を重ねる “ウェルエイジング”な世の中の実現をミッションとして掲げ、企業活動に邁進している。その活動の一環として、昨年「はかる・わかる・かわる」というテーマで「エイジングに向き合う新サービス(仮)」の開発開始を発表した。
 同社では、顧客のウェルエイジングな生き方を叶えるためには、単に健康であるだけでなく、カラダ全体の「恒常性バランス」を維持することが重要だと考え、そのバランスを「ヒューマンダイヤモンド」と命名している(https://corporate.kyusai.co.jp/wellaging/basic/)。同サービスは将来的に、この恒常性バランスの状態を可視化し、個々人のエイジング状態に合わせたソリューションを提案するウェルエイジングのプラットフォームとなることを目指している。
 同取り組みを推進する上で、生活習慣が将来のどのようなエイジング課題と関係するのかを見出すためのエビデンスを取得する必要がある。そこで、従来「久山町研究」を行う九州大学・久山生活習慣病研究所、そして同研究の活用を支援するヒュービットジェノミクス社と共同研究を開始する運びとなった。

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