変形性膝関節症患者が家庭で行う運動療法に低周波治療器活用 オムロンヘルスケア

オムロン ひざ電気治療バンドHV-F971

 オムロンヘルスケアは14日、再生医療関連事業のセルソースと同社製品に関する売買取引基本契約を締結し、セルソースが提携する医療機関に向けて、セルソースより「オムロン ひざ電気治療バンド 」の提供を3月から開始すると発表した。オムロン ひざ電気治療バンドは、操作が簡単で、歩きながらでも治療することができるひざ電気治療バンドである。
 膝痛の主な原因である変形性膝関節症は、中高齢者に多い疾患である。日本における潜在患者数は約2530万人とも言われている。変形性膝関節症の初期治療では、運動療法による筋力アップや適正体重への減量が重要ですが痛みを理由に十分な運動療法をおこなえないケースもある。
 両社は、2021年にセルソースの提携医療機関でPFC-FDを用いた変形性膝関節症の治療を行う患者に対して、ひざ電気治療バンドを使用しながら家庭での運動療法に取り組んで貰っている。
 また、2022年3月には協業契約を締結し、家庭で行う運動療法におけるひざ電気治療バンドの活用機会拡大に向け、セルソースが提携する医療機関への情報提供や提案活動などを行ってきた。
 これらの取り組みを経て、ひざ電気治療バンドを併用した運動療法のニーズを確認できたため、売買取引基本契約の合意に至ったもの。さらに、将来的には、その他のオムロンヘルスケア製品やサービスの提供も検討していく。

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