血漿分画製剤事業強化目指し、簡易株式交換で日本製薬完全子会社化     武田薬品

 武田薬品は24日、連結子会社の日本製薬を株式交換完全子会社とする株式交換の実施を決定し、同日、両社の間で株式交換契約を締結したと発表した。同契約は、2021 年 4 月 1 日を効力発生日としており、契約実施により武田薬品は株式交換完全親会社となる。
 武田薬品が2019年にシャイアー買収後、血漿分画製剤事業は同社グループで最も速く成長している領域のひとつとなり、同事業を主力事業とする日本製薬の武田薬品グループにおける役割は、これまで以上に重要となった。同株式交換により、日本製薬を武田薬品の完全子会社とすることは、同社グループにおける患者さんを中心に考えるというバリュー(価値観)に基づく施策であり、当該子会社化により、同社グループ内における血漿分画製剤事業の連携強化によりさらなる患者への貢献と、同事業を日本内外へのさらなる発展を目指す。
 なお、武田薬品は、会社法第796条第2項に基づき、株主総会の承認を必要としない簡易株式交換の手続により、同株式交換を行う予定。また、同株式交換は、連結子会社を完全子会社化する簡易株式交換であるため、開示事項・内容の一部を省略して開示している。

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