全身性強皮症総合情報サイトで漫画による患者体験談公開 日本ベーリンガーインゲルハイム

第1話
さかもと未明の発症経験

 日本ベーリンガーインゲルハイムは12日、昨年12月にオープンした全身性強皮症総合情報サイト「わかる、つながる、強皮症」に、漫画家さかもと未明氏による作品「漫画でわかる全身性強皮症患者体験談」第3話を公開したと発表した。 同サイトでは、自身も強皮症患者であると公表している、漫画家のさかもと氏が強皮症を発症した時から、難病と向き合っていく日々をリアルに描いた作品(全6話)を、順次公開している。
 第3話目となる今作は、さかもと氏が他の患者との「つながり」のなかで、疾患をめぐる互いの境遇を共有し、診断に際して受ける精神的ショックや苦悩を共に乗り越えていく様子を描いている。
 強皮症を発症して、社会的サポートが必要な立場になることではじめて感じる戸惑いや不安、あまり知られていない難病であるためになかなか周囲の理解を得られない現実に向き合うことになった患者の苦悩などが描かれている。
 さかもと氏による鋭い気づきと力強い言葉で紡がれる体験談は、全身性強皮症の患者を勇気づけるとともに、多くの共感を呼ぶ内容となっている。
 なお、全身性強皮症総合情報サイト「わかる、つながる、強皮症」(監修:​桑名正隆日本医科大学付属病院リウマチ・膠原病内科教授)では、全身性強皮症という疾患や治療などが「わかる」情報や、同じ疾患をもつ患者の経験など、患者に「つながる」情報を掲載している。主な内容は次の通り。
 ・全身性強皮症という病気の概要
 ・全身性強皮症の初期にあらわれやすい症状、セルフチェックのしかたについて
 ・相談できる医療機関(外部リンク)
 ・患者の体験談やメッセージ
 ・患者会の紹介
 ・全身性強皮症の支援制度について
 ・症状に関するセルフチェックや受診準備シート
 ・全身性強皮症の患者さんの体験談やメッセージなどを掲載するコンテンツ「患者会ひろば」では、世界中からの疾患と向き合う仲間たちのメッセージを届けている。

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