中国で結腸・直腸がん適応症にロンサーフが承認取得      大鵬薬品

 大鵬薬品は6日、抗悪性腫瘍剤「TAS-102」(日本での製品名:ロンサーフ)について、「転移性結腸・直腸癌患者」の適応症で中国国家薬品監督管理局(NMPA)より承認を取得したと発表した。
 ただし、適応は、フルオロピリミジン療法、オキサリプラチン療法、イリノテカン療法や抗VEGF抗体療法、およびRAS遺伝子が野生型の場合には抗EGFR抗体療法の治療歴を有する(抗VEGF抗体療法、抗EGFR抗体療法施行の有無は問わない)転移性結腸・直腸癌患者を対象としている。
今回の承認は、アジア(中国、韓国、タイ)における進行・再発の結腸・直腸がん患者を対象としたP3試験(TERRA)の結果に基づいたもの。
 同試験では、切除不能進行・再発の結腸・直腸がん患者において、主要評価項目である全生存期間を有意に延長する結果を得ている。
 同剤の忍容性は概ね良好で、報告された副作用は過去の試験と同様であった。

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