アンジェスは24日、開発中の新型コロナウイルス感染症DNAワクチンについて、大阪大学医学部附属病院でのP1/2相臨床試験で予定通りに30症例全員の1 回目の接種が完了し、2 回目の接種を開始したと発表した。
同試験は、ワクチンとして最適な接種間隔および接種回数などの検討を目的としたもの。ワクチン開発は計画通り進んでおり、接種完了後、経過観察を経て、大阪市立大学医学部附属病院および大阪大学医学部附属病院でのP1/2相臨床試験成績を総合的に判断する速報結果を、2020年第4 四半期に公表する予定にある。
大阪大学医学部附属病院でのP1/2相臨床試験の概要は次の通り。
概要:健康成人志願者を対象とした、筋肉内接種における治験薬の安全性及び免疫原性の評価
目標症例数:30 例(用量 2.0mg:①10例による 2週間間隔での2回接種、②10例による4週間間隔での2回接種、③10例による2週間間隔での3回接種)
予定試験期間:2021 年9月30日まで(第1回目接種から52週間のフォローアップ期間を含む)
経過観察後のトップラインデータとしての試験結果は、2020年第4四半期に公表する予定。なお、今年度の通期連結業績に与える影響は、現在、精査中である。