内因性カンナビノイド制御剤「ONO-1110」 帯状疱疹後神経痛、線維筋痛症、ハンナ型間質性膀胱炎P2試験で有用性確認 小野薬品

 小野薬品は29日、内因性カンナビノイド制御剤「ONO-1110」の5つのP2について、帯状疱疹後神経痛(PHN)、線維筋痛症(FM)、ハンナ型間質性膀胱炎(HIC)を対象としたP2試験で有効性シグナルを確認したと発表した。PHN、FMおよびHICについては、今回の試験結果に基づき、次の臨床試験を計画している。
 一方、うつ病(MDD)および社交不安症(SAD)を対象に実施したP2試験では、有効性シグナルは認められず、今後の開発は行わない予定である。
 PHN、FMおよびHICをそれぞれ対象としたONO-1110-04試験、ONO-1110-05試験およびONO-1110-06試験において主要評価項目を達成しなかったものの、事前に規定した層別解析および探索的な事後解析において疼痛スコア(NRS)の改善を示唆するONO-1110の有効性シグナルが認められた。また、5試験すべてにおいてONO-1110の良好な安全性プロファイルが示された。なお、各試験の詳細な結果に関しては、今後、学会などで発表する予定である。
 ONO-1110は、同社が創製した経口投与可能な内因性カンナビノイド制御剤である。内因性カンナビノイドは生体内で産生される物質であり、疼痛や情動など中枢神経系における様々な生理機能の調節に重要な役割を果たすことが知られている。
 ONO-1110は、疼痛伝達などの神経活動に応じて産生される内因性カンナビノイドを制御することで痛みをコントロールしする。また、体内にもともと備わっている機構を制御することから、副作用を回避しつつ鎮痛作用を発揮できる新たな慢性疼痛治療薬となることが期待されている。

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