胃腸の不調にも影響する夏バテ・秋バテ 毎日のうんちから腸の状態を知ろう ビオフェルミン製薬

 記録的な猛暑が終わりを迎えつつあるが、まだまだ油断できないのが「夏バテ」や、それに続く「秋バテ」が引き起こす身体の不調だ。夏バテ・秋バテで体力が低下したまま冬を迎えると、風邪や感染症などにもかかりやすくなってしまうため、しっかりとした対策が重要である。
 ビオフェルミン製薬News Letterでは、毎日のうんちから腸の状態を知ろう!—「腸から健康日誌」のススメ—を配信し、感染症が流行る冬の前に身体の状態を良好にするための腸の状態把握や、自分に合った方法での腸内環境整備について知識普及を図っている。
 夏バテとは、夏の暑さや室内外の温度差に体が対応できずに生じる体調不良を意味する。主な不調として体力の低下や身体のだるさ、食欲減退があげられます。身体の機能を調整する自律神経が激しい温度差や脱水によって乱れてしまい、その結果、倦怠感や下痢や軟便、便秘などの胃腸の不調を引き起こしてしまう。
 また、冷たい食べもの・飲みものも、胃腸の働きを低下させるため、かえって夏バテを助長してしまう。さらに、秋バテとは、夏の疲れや季節の変わり目の気温変化が原因で生じる体調不良のことだ。
 特に、秋は冷房や冷たいものの飲食だけではなく、朝晩の冷え込みなどでも身体が冷えるため、夏バテとは少し違った温度差による自律神経の乱れが考えられる。季節や温度差の要因は異なるものの、秋バテも夏バテ同様、自律神経の乱れが原因で生じるという点では同じで、症状も身体のだるさや胃腸の不調、めまい、立ち眩みなど似通っている。
 実は、夏バテ・秋バテ対策の鍵にもなるのが、免疫細胞の約7割が集まる“腸”である。腸は自律神経と双方向に影響を及ぼしあっているため、腸内環境 を整えることで自律神経の働きにも良い影響を与え、夏バテ・秋バテ予防にもつながる。
 感染症が流行る冬の前に身体の状態を良好にするためにも、腸の状態を知り、自分に合った方法で腸内環境を整えよう。
 まずは、自分の腸の状態を知ることから始めよう。最も手軽に健康状態や腸の働きを確認できるのが「うんち」だ。自分のうんちを確認し、排便の回数や時間、硬さなどを継続して記録することで、変化に気づいたり治療に役立つことがある。
 ビオフェルミン製薬が作成し、全国の病院や薬局などで配布している「腸から健康日誌」には、うんちの記録とともに食事の内容や睡眠時間などを記入する欄がある。排便リズムだけでなく、何を摂取すると便の状態が変わるか、生活習慣と排便の関係性など、自分の体質や食生活に対する気づきや見直しにつながる。健康のために取り入れている腸活などの習慣も記録することで、自分に合う方法かどうか見極められる。

快腸アドバイス①毎朝のトイレタイムで 1 日の始まりを快適に

 腸にとってゴールデンタイムである朝のトイレが日課になるよう習慣づけよう。 「時間がない」 、「便意がない」という場合も多いかもしれないが、毎朝決まった時間にトイレに行くことが重要である。
 また、便座に座ったら少し前かがみになって「考える人」=“排便を促す姿勢”をとると、直腸がまっすぐになるため便が出やすくなる。子供の場合、トイレに足置き台を置くとこの姿勢がとりやすくなるのでおすすめだ。

快腸アドバイス②よい睡眠でよい排便習慣を

 腸の働きには、自律神経が大きく関わっている。リラックスしているときや寝ているときなどは、副交感神経が優位になり、腸のぜん動運動が活発になる。ぐっすり眠って腸をしっかり動かすことで、翌朝の快便を促す。
 人間は、誰でも体内時計を持っていて、約24時間のリズムで体内環境を変化させているため、このリズムが乱れると身体のバランスが崩れやすくなる。毎朝太陽の光を浴びることや規則正しい生活リズムによって腸の働きもよくなり、免疫力を高めることにもつながる。

快腸アドバイス③お風呂でリラックス、自律神経のバランスを整える

 特に、秋バテは身体の冷えが原因なので、湯船にゆったりつかり、身体を中から温めることが大切だ。温まることで血流が良くなり、リラックスにより副交感神経が優位になるため、自律神経の乱れが整えられる。

快腸アドバイス④乳酸菌などのプロバイオティクスの摂取

 プロバイオティクスとは、身体によい影響を及ぼす微生物 (乳酸菌やビフィズス菌など)や、それらを含む食品のことを意味する。代表的な食べ物は、ヨーグルト、みそ・漬物 ・納 豆 などの発酵食品だ。
 プロバイオティクスを摂取して腸内環境を整えることで、下痢や便秘といったおなかの悩みの改善にもつながる。食事で摂る菌は腸内に定着しづらいので、継続的な摂取が重要である。おなかの不調には整腸剤の活用も有効である。

快腸アドバイス⑤「の」の字マッサージや軽いプッシュで快便に

 腹筋を鍛えたり、おなかをマッサージしたりと、腸に刺激を与えることも快便につながる。座ってできる「の」の字マッサージは手軽でおすすめだ。親指以外の4本の指の腹で痛くない程度の圧で、腸の上をなぞるように「の」の字にマッサージしよう。
 さらに、便やガスは腸の「曲がり角」に溜まりやすいので、イラストの5点に沿って軽く刺激するだけでも腸の働きを促すことができる。

~生活リズムが整えば腸内環境も自律神経も整う~

 バランスの良い食事、規則正しい生活リズム、十分な睡眠、そしてプロバイオティクスの摂取などは腸内環境を整える活動、つまり腸活であり、自律神経を整えることにもつながる。夏バテ・秋バテは胃腸の機能低下や自律神経の乱れによって起こる不調が多いため、できることから日々の生活に腸活を取り入れ、夏バテ・秋バテに負けない健康な身体づくりにつなげよう。

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 ビオフェルミン製薬では、腸活の方 法や「腸内環境」の可能性・ 研究結果を伝える腸活情報サイト“腸活ナビ”を 2022 年4月に開設した。腸活レシピや自宅で手軽に取り入れられるトレーニングなどさまざまな腸活手法、「 冷ご飯ダイエットと腸の関係」「臭くないおならになるには」など、日々の腸活に役立つ情報を提供している。腸活ナビ:https://www.biofermin.co.jp/chokatsu_navi/

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