ウェブで参加する研修会

 薬剤師会が開催する研修会は現地参加がかなわず、パソコンやスマホで参加することが多くなりました。またはビデオ研修のこともあります。参加した証拠にキーワードやレポートを送信します。
 改めて現地参加のメリットを考えますと、演者の先生と会場を共有する臨場感がまず挙げられます。偶然旧友に会えること、研修後すぐにシールをもらえること、帰りに飲みに行けることなどが思いつきます。
 一方、ウェブ参加の場合のメリットは、開始直前まで仕事ができることです。往復の時間が不要です。ひとりで参加するので、よく聞こえる音量を選ぶことができます。意外と内容に集中でき、眠くなりません。
 メモを録る環境が明るく広い、密を気にしなくていい、ながら参加ができるなど。とにかく楽です。
 先日の日薬の学校薬剤師の研修では、薬物濫用のことについて学びました。冒頭の会長のお話しも、よく聞き取ることができ、積極的に参加できました。質疑応答もメールでなされ、スマートドラッグについての質問なども大変聞き取りやすく、最後まで新鮮な気持ちで研修を終えることができました。
 在宅医療推進の研修会では、JHOPの活動内容について知ることができました。特に小児の在宅訪問薬剤管理について今後需要が増えるとのこと。最近、私のところでも小児在宅訪問をする機会が増えています。処方内容がデリケートであること、DO処方であっても体重の変化があること、調剤に手間がかかること、嵩張る薬剤が多く搬入に苦労することなど、その通りのお話で、今後も工夫をして積極的に取り組んでいこうと思いました。
 医療安全のテーマでは、腎臓機能の低下した患者さんに腎排泄型の薬物を投与する場合やNSAIDs、利尿剤、活性型ビタミン剤の投与では脱水を注意することなど、早速今日からの仕事に活かしていこうと思います。

                                     薬剤師 宮奥善恵

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