沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン 小児適応の製造販売承認申請 ファイザー

 ファイザーは30日、沈降20価肺炎球菌結合型ワクチンについて、小児における肺炎球菌による侵襲性感染症の予防を目的に国内における製造販売承認申請を厚労省に行ったと発表した。
 同申請は、乳幼児を対象とした国内第3相試験の結果等に基づくもの。同剤は、現在の定期接種ワクチンである13価肺炎球菌結合型ワクチン「プレベナー13」に7血清型を加えたことにより、さらに広範な血清型による侵襲性肺炎球菌感染症を予防することが期待される。

◆石橋太郎ファイザーR&D合同会社社長のコメント
 日本で20価肺炎球菌結合型ワクチンを申請できたことを嬉しく思う。プレベナーおよびプレベナー13により、日本における侵襲性肺炎球菌感染症は大きく減少した。
 一方、小児における侵襲性肺炎球菌感染症は依然として少なくなく、本剤に追加した7血清型に起因する割合が高いとされている。広範な血清型をカバーする本剤が、肺炎球菌による重篤な疾患から子どもたちを守ることにさらに貢献することを期待し、承認取得に向けて関係者と引き続き協業していく。

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