異所性脂肪研究会の設立支援 ロート製薬

異所性脂肪研究会ホームページより一部改変して引用

 ロート製薬は、同社グループ会社のエムジーファーマとともに「一般社団法人 異所性脂肪研究会」の設立を支援している。
 異所性脂肪とは、本来脂肪がたまるべきではない場所に蓄積してしまった脂肪のことを指す。食事から摂取した脂肪のうち、エネルギーとして消費しきれなかった分は、まず皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられる。
 だが、それでも処理しきれず余った脂肪は血流などを通じて全身を巡り、肝臓、筋肉、心臓、膵臓などの臓器へ蓄積してしまう。これが「異所性脂肪」だ。異所性脂肪の厄介な点は、外見では判断しづらく、一般的な健康診断でも見つけにくいことにある。
 近年の研究では、この異所性脂肪が各臓器の機能低下や慢性的な炎症を引き起こす要因のひとつであることが明らかになってきている。メタボリックシンドロームや高血圧、糖尿病といった生活習慣病に加え、フレイル、サルコペニア、不妊症、うつ、認知症など、さまざまな疾患との関連性が示唆されている。
 一方で、一般における認知度はまだ十分とはいえず、異所性脂肪について正しく理解し、日々の健康管理に生かしていくことが求められている。
 こうした異所性脂肪は、加齢やシニア世代だけの課題ではなく、若年期から中高年期まで、人生を通じて意識すべき健康課題である。早い段階から正しく理解し、予防と改善につなげていくことが重要だ。
 人生100年時代において、健やかに年齢を重ねるためには、未病の段階から身体の変化を捉え、予防と行動変容につなげる科学的知見が求められている。異所性脂肪とは、本来脂肪が蓄積されない臓器や組織にたまる脂肪を指す。
 皮下脂肪に蓄積しきれなかった脂肪が内臓脂肪として蓄積し、さらに肝臓、筋肉、心臓周辺、膵臓などに蓄積することで、各臓器の機能低下や慢性炎症に関与することがわかってきている。
 一方で、関連する知見は医学、栄養学、運動科学、生活科学などに分散しており、生活者に届く情報も十分に整理されているとはいえない。また、異所性脂肪は、老化やシニア層に限らず、人生を通じた各ライフステージの健康課題として捉える必要がある。
 異所性脂肪研究会は、異所性脂肪を人々のWell-beingとLongevityに深く関わる社会的健康課題として捉え、医学・栄養・運動・生活科学などの多分野の研究者が連携し、その理解と解決に向けた科学的知見を創出・発信することを目的としている。
 併せて、得られた知見を医療・産業・社会へと広く還元し、異所性脂肪に関する理解を“研究者の常識”から“社会の常識”へと広げていく。予防から改善まで行動変容につながる選択肢を広げることで、誰もが健やかに年齢を重ね、自分らしく生きられる社会の実現に貢献する。

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