ジェネンテック社と乳がん治療薬開発で独占的研究提携・ライセンス契約 大塚製薬

 大塚製薬は6日、同社子会社のアステックスがロシュグループ一員の米国ジェネンテック社と乳がん治療薬候補となる選択的阻害活性を有する低分子化合物の探索・創出を目的とした、全世界を対象とする独占的研究提携およびライセンス契約を締結したと発表した。
 アステックス社は、がんおよび精神・神経疾患を対象とした革新的な低分子治療薬の創製・開発に注力する大塚製薬の子会社。
 これにに基づき、アステックス社は自社の乳がん治療薬プロジェクトに由来する化合物についてジェネンテック社に独占的ライセンスを付与する。加えて、リード化合物のさらなる最適化および開発を加速し、前臨床候補化合物の同定に向けて同社と共同で取り組む。
 ジェネンテック社は、同提携により創出される候補化合物の研究、開発、商業化に関する独占的グローバルライセンスを付与される。
 アステックス社は契約一時金として2500万米ドル(約41億円)を受領するほか、前臨床、臨床、承認、販売、それぞれの達成に伴うマイルストーン最大約 4億9000万米ドル(約795億円)、および同提携から生じる製品の全世界における年間売上高に応じた段階的ロイヤルティを受け取る。
 同創薬プログラムは、アステックス社と英国ニューカッスル大学およびCancer Research Horizonsとの戦略的提携契約に基づく共同研究プロジェクトから発展したもの。

◆Michelle Jonesアステックス社社長のコメント   ニューカッスル大学の研究者の皆様との共同研究を通じて、アステックス社独自のフラグメントベース創薬により、重要ながん標的を選択的に阻害する新規かつ革新的なアプローチの発見に至った。
 がん領域における高い専門性と、がん患者さんのためのイノベーションに長年取り組んできたジェネンテック社は、本提携における理想的なパートナーである。
 これまでの研究成果を基盤として開発をさらに前進させ、なお高いアンメット・メディカル・ニーズが存在する重要な領域において、治療薬候補の開発を加速できることを大変嬉しく思う。

◆ Boris L. Zaïtraロシュ社コーポレート・ビジネス・ディベロップメント責任者のコメント
 我々は、科学的イノベーションの可能性を最大限に追求し、そのブレークスルーを乳がん患者さんの治療成績向上へと結び付けることに尽力している。アステックス社のようなパートナーと連携し、細胞周期制御因子を標的とする革新的な治療法の開発に取り組むことで、アンメット・メディカル・ニーズが最も高い領域に研究開発力を注いでいく。

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