塩野義製薬27日、2026年3月期の期末配当予想を前回予想より1株当たり5円増の38円にすると発表した。これにより、2026年3月期の年間配当は前期比10円増の71円となる。
海外事業では、グラム陰性菌感染症治療薬「セフィデロコル」を中心として順調に成長し、海外子会社/輸出の売上収益は、5期連続で過去最高を更新する見通し。HIV事業は、引き続き、LAI製剤を中心としてヴィーブ社のHIVフランチャイズが拡大し、同社から受領するロイヤリティーと配当金も堅調に増加している。
国内事業では、抗コロナウイルス薬「ゾコーバ」および抗インフルエンザ薬「ゾフルーザ」が各感染症薬市場において高いシェアを獲得し、感染症流行時には安定的に収益へ貢献するビジネスモデルを構築している。加ええ、JTグループ医薬事業のM&Aによる鳥居薬品の完全子会社化と非感染症領域の豊富な製品群の獲得、不眠症治療薬「クービビック」の販売拡大、うつ病治療薬ザズベイの新発売を通して、流行による影響を受けにくい領域であるQOL疾患領域における収益も拡大している。
こうした背景ならびに財務状況、STS2030 Revisionの株主還元指標であるEPS、DOE、ROE等を総合的に勘案した結果、前回発表(2025年5月12日)の期末配当予想を1株当たり5円増配し、38円に修正した。

