「インフル・新型コロナ経鼻ワクチン研究開発」がAMEDのワクチン・新規モダリティ研究開発事業に採択 塩野義製薬

 塩野義製薬は31日、日本医療研究開発機構(AMED)の先進的研究開発戦略センター(SCARDA)が公募したワクチン・新規モダリティ研究開発事業に、同社の「インフルエンザウイルスまたは新型コロナウイルスに対する経鼻ワクチン研究開発」が採択されたと発表した。
 採択されたのは、「カチオン化ナノゲルデリバリーシステム(cCHP)を軸としたインフルエンザ・新型コロナ経鼻ワクチンの研究開発」で、ワクチン組成の探索研究や最適化、および免疫メカニズムの解明を千葉大学医学部附属病院、国立感染症研究所との協力体制のもと実施する(予定)。
 3者間におけるネットワークは、様々な分野の基礎研究から臨床開発、製造までの全てのバリューチェーンを担うことが可能な体制であり、感染予防に有効な経鼻ワクチンの創出と社会への迅速な提供が期待される。
 経鼻ワクチンは、従来の注射接種によるワクチンでは誘導することが困難な、ウイルスの侵入経路である上気道粘膜における抗体を効果的に誘導することができる。そのため、ワクチン接種による感染症の発症予防や重症化抑制だけではなく、ウイルス感染そのものを防ぐことによる感染予防効果が期待されている。
 塩野義製薬は、経鼻ワクチンのデリバリー技術に強みを持つHanaVax社とcCHPを用いた経鼻肺炎球菌ワクチンや新型コロナウイルスワクチンなど、複数の感染症ワクチンの研究開発に対してライセンス契約を締結しており、今回採択された経鼻ワクチン研究開発においても同技術を用いて進めていく。

タイトルとURLをコピーしました