抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」 日本で非小細胞肺がんの適応追加承認取得 第一三共

 第一三共は23日、抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」について、同日、日本においてHER2遺伝子変異を有する非小細胞肺がんの適応追加承認を取得したと発表した。
 適応は、がん化学療法後に増悪したHER2(ERBB2)遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌。グローバルP2試験(DESTINY-Lung02)の結果に基づき、2022年12月に日本における製造販売承認事項一部変更承認申請を行い、優先審査のもとで承認された。
 また、同剤は、「HER2遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」を対象として希少疾病用医薬品指定を受けている。
 エンハーツは、HER2遺伝子変異を有する非小細胞肺がん患者を対象に承認された、日本で初めての抗HER2療法で、日本で承認を受けた適応がん種は、乳がん、胃がんに続いて3つ目となる。

タイトルとURLをコピーしました