7月22日に2022年度第3回都医学研都民講座「ワクチン開発の過去・現在・未来」開催 東京都医学総合研究所

東京都医学総合研究所 は、一般人向け講演会として都民講座 「ワクチン開発の過去・現在・未来」を7月22日に開催する。
 講師に石井健東京大学医科学研究所教授を迎え、安井文彦同研究所プロジェクトリーダーとともに講演を実施する。
 なお、今回の講座は、ハイブリッド形式(会場+オンライン配信)での開催となる。参加費は無料で、参加定員は540名(都医学研講堂:40名、オンライン:500名 事前申込、先着順)。第3回都医学研都民講座の概要は、申し込み方法は次の通り。

1、日時:7月22日(金曜日)午後2時30分から午後4時まで

2、開催方法:会場とWeb会議システム「Zoom」によるハイブリッド形式

3、講師と演題 
◆石井健東京大学医科学研究所教授:「ワクチンのサイエンス;分子から倫理まで」

【講演要旨】

 新型コロナウイルスによるパンデミックは世界を一変させた。特にmRNAワクチンの登場によって今まで知られていなかった新しいワクチンのサイエンスが脚光を浴びている。ワクチンは、免疫の特異性を決めるワクチン抗原(の発現システム)、免疫の方向性と強さをきめるアジュバント、免疫の場を決めるデリバリーシステムといったワクチンの3つの必須要素から成り立っている。
 そのサイエンスと開発状況、その臨床開発から審査行政、接種事業、ワクチン忌避、ユニバーサルヘルスカバレッジといったキーワードと共にワクチンを分子から倫理までカバーしてお話しできれば幸いだ。

◆安井文彦東京都医学総合研究所 プロジェクトリーダー:「古くて新しいワクシニアウイルスベクターワクチンの開発」

【講演要旨】

 人類は、長い歴史の中で甚大な被害をもたらしてきた天然痘、ペスト、スペイン風邪など多くの感染症と戦ってきた。これら感染症を引き起こす病原体からからだを守るために開発されたのが「ワクチン」である。
 ワクチンが発明されてからまだ200年余り経過するが、その中で大きな進歩を遂げてきた。今後は、これまで以上に多様な研究領域が融合・協力することで更なる発展が期待される。
 ワクシニアウイルスは、天然痘の根絶に貢献したワクチンであり、最近では他の感染症に対するワクチン開発のプラットホームとして注目されている。同講演では、都医学研で取り組んでいるワクシニアウイルスベクターワクチンの研究を中心にワクチン開発について紹介する。

4、申し込み方法

【会場で聴講する人】
往復はがき又はメールでお申し込む(1通につき2名まで)。
往復はがきは、住所、氏名(フリガナ)、電話番号、2名希望の場合は同伴者氏名及び「第3回都民講座(対面式希望)」と記入の上、申し込む。
 返信用はがき表面にも郵便番号・住所・氏名を必ず記入する。
 メールは、件名を「第3回都民講座(対面式希望)」とし、氏名、電話番号及び2名希望の場合は同伴者氏名を記入の上、申込専用アドレス(tomin@igakuken.or.jp)まで申し込む。

【オンライン視聴の方】
ホームページ(https://www.igakuken.or.jp/public/tomin/2022/tomin03.html)の登録フォームより申し込む。

【締切】
7月15日(金曜日)(往復はがき:必着、メール:必着)

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