複業・兼務・社内起業実践者レポート2022配信 ロート製薬

 ロート製薬は14日、「ロートの働き方のいま」を紹介するニュースレター『ロートの複業・兼務・社内起業実践者レポート2022』を配信した。同ニュースレターでは、ロート製薬における複業・兼務・社内起業実践者数を報告している。
 社外チャレンジワーク(複業) 実践者数(2021年12月時点)は、これまでに実践したことのある社員の数(延べ)123名、そのうち、現在も実践している社員の数52名で、実践例は次の通り。
・木工品の加工販売会社(40代男性)
・行政の戦略顧問・市政アドバイザー(30代女性)
・子ども向けプログラミング教室運営(40代男性)
・美容WEBライター(30代女性)
・大学講師(50代男性)
・キャリアコンサルタント(40代女性)
・看板・広告のデザイン受注(30代男性) 等

 社内ダブルジョブ(兼務)実践者数は、現在、社内兼務を実践している社員数が(2022年3月時点)123名で、次の実践例がある。
・営業 & 新規事業
・営業 & 広報PR
・商品企画 & 人事
・商品企画 & 国際事業
・研究開発 & 広報
・製品企画 & 再生医療事業
・システム & 生産技術 等

 一方、社内起業家支援プロジェクト「明日ニハ」は、社会課題に向き合い“個”の想いとアイデアをもとに起業する社員の支援を行うプロジェクト。


 同社のビジョン2030「Connect for Well-being」にちなみ、「Well-being」に繋がる事業領域であることを応募条件に、ビジネスプランの策定から社内ピッチ、社内クラウドファンディング、経営層へのプレゼンなどの段階を経て事業化に挑戦する仕組みになっており、事業を興す経験を通じて自律・自走する人を後押しする。

【1期生の活動状況】 
〇とよなかStyle合同会社
会社概要:豊中の新しい幸せの形を創ることを目的としたクラフトビールの販売
代表社員:中川 喜隆氏
URL:https://toyonaka-style.com/
 2021年10月自社通販サイトで「神社ビール」発売後、神域の湧水の提供元である豊中市宮山町春日神社の秋祭りへ出店。地元メディアでの取り上げをきっかけに問い合わせが増え、現在大阪の飲食店3店舗で取り扱い。
 2021年12月には豊中市のふるさと納税に採用。今後は豊中市内の物販店など、取り扱い拡大に向けて活動中。豊能地域活性化推進協議会主催のビジネスアイデアピッチコンテスト2021 において優秀賞受賞。

◆中川氏のコメント
 起業したことで、すべてを自分でコントロールし事業を行うというこれまでにない経験をしている。大きなやりがいと不安・苦労が入り混じる独特の感覚があるが、これを50代で経験させてもらえることにとても感謝している。
 社内ベンチャーは、本業の仕事との両立ができてこそ充実感を得ることができる。行政関係や酒類免許、通販経験など両方に活かして行きたい。

○TRESH合同会社(トレッシュ)
会社概要:食の科学技術を体験できるオンライン料理教室を主としたコミュニティ構築・運営
代表社員:山北 夏子氏
URL:https://tresh.co.jp/
 2021年7月に子ども向けオンライン料理教室「テックック」のサービスを開始。レッスン利用者アンケートでは子供・保護者ともに満足度100%を獲得(16名回答、2022年1月~4月)。オンライン授業サイトへの出店や企業コラボレッスンなど幅を広げ、新規顧客獲得に向けて精力的に活動中。
 LED関西(関西女性起業家ビジネスコンテスト)2021セミファイナリスト選出。

○アイフォースリー合同会社
会社概要:目薬瓶の廃プラスチックからリサイクルしたサングラスの企画販売
代表社員:長岡 里奈氏
 提携会社や廃プラスチックの活用に関する専門知識を持った社員の協力を得て試作型を完成、現在は本格的な量産に向けた金型を作成し、2022年6月に商品発売予定。
 同ビジネスモデルのSDGsへのアプローチをしている点が評価され、Youth Co:Lab (国連開発計画とシティ・ファウンデーション共催・社会変革を目指す若者向け起業支援活動)の一環として開催された「ソーシャル・イノベーション・チャレンジ日本大会2021」にてCVC賞を受賞。LED関西(関西女性起業家ビジネスコンテスト) 2021ファイナリスト選出。

○合同会社しあわせニャンコ
会社概要:譲渡型保護猫の育成・里親マッチング、保護猫カフェの運営
代表社員:山本 薫氏
現在3件のプロジェクトが進行しており、うち1件が合同会社の設立に至っている。

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