牛など反芻動物の健康と動物福祉に関する優れた研究を支援 ベーリンガーインゲルハイムと世界牛病学会

 ベーリンガーインゲルハイムと世界牛病学会は5日、牛をはじめとする反芻動物の健康に関する研究を行う若手研究者および獣医師の支援を目的とした「グスタフ・ローゼンバーガー記念基金助成金」の応募受付を開始したと発表した。
 アニマルヘルス分野のグローバルリーダーであるベーリンガーインゲルハイムは、 世界中の畜産家および獣医師の研究を支援し、 動物の健康や動物福祉(Well-Being)に関して長期的に良い影響をもたらすような健全な畜産の取り組みを推進している。
 動物の動物福祉に関する認識と理解を高めるうえで重要な方法のひとつは、 牛などの反芻動物の動物福祉に関する科学的洞察を構築し、 共有することである。
 2018年、 ベーリンガーインゲルハイムは、世界牛病学会(WAB)と協力して、牛をはじめとする反芻動物の動物福祉アワードを創設した。WABは、基礎及び臨床研究の両方において牛病学のあらゆる側面の促進を目的とする独立した国際学会である。
 このアワードには2つの表彰部門がある。 まず、反芻動物の動物福祉に関する研究賞は、 獣医学、 畜産学および関連分野において最近博士号を取得し、反芻動物の福祉に関する科学的知識において卓越した貢献のあった方を表彰するもの。
 もうひとつの反芻動物の動物福祉実践賞は、 臨床獣医師または獣医学、畜産学および関連分野の研究者を対象に、反芻動物の動物福祉向上における成果に対して表彰するもので、応募受付は2022年6月1日までとなっている。

◆ベーリンガーインゲルハイムのルミナント(反芻動物)部門ヘッドのGerald Behrens氏のコメント
 牛をはじめとする反芻動物の動物福祉に関して、 さらなる科学的な洞察が必要だと考えている。そのため、同社は今後の研究を助成することで、 反芻動物の健康に関する研究を行っている若手研究者および獣医師を支援している。
 アワード、 スポンサーシップ、 あるいはさまざまな顧客向けイベントを通じて獣医学コミュニティを支援することにより、 世界中の反芻動物の動物福祉向上を目指したい。

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