健康・メンタルヘルス・ハラスメント相談分野での英語対応サービス開始 ティーペック

 ティーペックは2日、健康相談などの健康支援サービスにおいて、「言葉の壁」による格差をなくす取り組みとして、主要サービスの英語対応を4月1日から開始すると発表した。
 相談対応は、英語通訳者を介す外国人相談者と当社カウンセラーとの三者間通話、またはカウンセラーとの直接対応を採用。自動翻訳など機械的ではなく「人対人」の相談体制をとることで、医療・ヘルスケア分野での「言葉の壁」でありがちな相談内容のニュアンスの差をなくし、安心感がある英語対応サービスを提供する。
 現在、国内の行政や観光業界では英語対応が進んでいますが、医療・ヘルスケア分野では「言葉の壁」のハードルは高く、外国人の医療・健康相談はまだ課題が多いのが現状だ。
 ティーペックは、企業・健保・学校法人向けの福利厚生として健康サポートサービスを提供する中、顧客から日本人と外国人の間に福利厚生に公平性を求める意見があったため、2020年から15社・団体(対象外国人4000名以上)の協力を得てトライアルを行い、データを蓄積および検討を積み重ね、今回、正式にサービスの英語対応を導入した。
 ティーペックでは、まず、企業、健康保険組合、学校法人を中心に、対象サービスを提供中の顧客団体へ英語対応の案内、提供を順次開始し、利用の拡大を目指す。今後、留学・就労・国際結婚に伴い日本語を母国語としない人口増加が考えられる中、同社は、医療・ヘルスケア分野における多言語対応を必須事項と捉え、英語以外にも、ニーズに応じて多言語化対応の計画をしている。
 英語対応サービスの内容および導入メリットは、次の通り。
【対象サービス】
・健康相談、メンタルヘルス相談(心理相談・面談カウンセリング)、ハラスメント相談
【利用方法について】
◆健康相談、ハラスメント相談
・電話(フリーダイヤル)による専門家への相談
・利用者・心理カウンセラー・通訳者の三者間による相談(テレコメディア協力)

◆メンタルヘルス相談(心理相談・面談カウンセリング)
・面談・オンラインによる専門家への相談
・心理カウンセラーとの直接相談

【特徴と導入メリット】
・相談者の不安感をなくすために自動翻訳など機械的ではなく「人対人」の相談体制にこだわった安心感のあるサービス

・電話相談を基本とするため、システムや設備などが必要なく、即日導入可能

・電話やオンラインによるサービス提供のため全国どこからでも利用可能

サービスの詳細や導入についての問い合わせは、https://www.t-pec.co.jp/contact/service/ まで。

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