第3回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」の環境サステナブル企業部門で特別賞受賞 塩野義製薬

 塩野義製薬は3日、環境省が主催する第3回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」の「環境サステナブル企業部門」において特別賞を受賞したと発表した。
 「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」は、環境省がESG金融または環境・社会事業の先進的な取組例を広く社会で共有し、ESG金融普及・拡大につなげることを目的に創設された。
 その中で、「環境サステナブル企業部門」は、「環境関連の重要な機会とリスク」を経営戦略に取り込み、企業価値向上につなげつつ環境への正の効果を生み出している「環境サステナブル企業」の具体的な実例を投資家、企業に示すために表彰するもの。
 今回、塩野義製薬が特別賞の受賞に繋がった評価ポイントは次の通り。

・ESGファイナンス・アワード・ジャパン ロゴマークマテリアリティに“感染症の脅威からの解放”を掲げ、ウィルス性感染症への取組、特に三大感染症薬の開発等への対応を図っている。

・感染症に強みを持つ企業として、薬剤開発のみならず、抗菌薬製造過程における排水を介した自然環境への影響管理を、サプライヤーも含めて徹底している取組みは、グローバルリーディングカンパニーとして優れている。

・気候変動における SBT 対応、製品容器へのバイオマスボトルやリサイクルPETフィルムの使用等の廃プラへの取組等も含めて総じて高いレベルにある。

・製薬会社として、薬剤耐性(AMR)、水資源、廃棄物等、ネガティブインパクトの削減に積極的に取り組み、独立した媒体として情報開示に努める等、限られたリソースの中で環境経営にしっかりと取り組んでいる。
 塩野義製薬は、同社グループの基本方針ならびに行動憲章の下、取り組むべきマテリアリティ(重要課題)として「環境への配慮」を特定し、「シオノギグループEHSポリシー」に基づいて環境保護に貢献するための中長期的な行動目標を定めるとともに、同社グループのすべての事業活動において、その実現に向けた取り組みを推進している。
 加えて、「シオノギグループビジネスパートナーに求める行動規範」を定め、協働するサプライチェーン上のビジネスパートナーに対してもその順守に向けた活動を展開している。

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