カボテグラビルとリルピビリン合剤「Cabenuva」 米国で2ヵ月に1回投与の承認取得 塩野義製薬

 塩野義製薬は2日、グラクソスミスクライン(GSK)およびファイザーとともに資本参加しているヴィーブ社が、長期作用型注射2剤レジメンのCabenuva(カボテグラビル、リルピビリンの合剤)について、成人HIV-1感染症における2ヵ月に1回投与の維持療法の適応でFDAより承認を取得したと発表した。
 今回の承認取得により年6日の投与でHIV治療が可能となり、患者のさらなるQOL改善が期待される。
 米国においてCabenuvaは、抗HIV治療における月1回投与の長時間作用型注射レジメンとして承認されており、今回はそれに続く2ヵ月に1回投与の承認となる。
 今回の承認申請は、グローバルP3試験であるATLAS-2M試験の良好な結果に基づくもの。
 Cabenuvaは、欧州では既に月1回投与および2ヵ月に1回投与の承認を取得しており、カナダでも月1回投与の承認を取得している。
 また、カボテグラビル単剤では、HIV感染予防における世界初の長期作用型注射剤Apretudeとして2021年12月21日にHIV感染予防の適応承認を取得している。
 今回、米国での2ヵ月に1回投与の承認を取得したことで、年6日の投与でHIV治療が可能となり、患者のさらなるQOL改善が期待される。
 なお、同件が2022年3月期の連結業績予想に与える影響に関しては、今後、状況に応じて精査する。

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