LATUDAなど今後の新製品自販体制構築でマレーシアに現地法人設立  大日本住友製薬

 大日本住友製薬は7日、同日付けで、マレーシアに現地法人のSumitomo Pharma Malaysiaを設立したと発表した。Sumitomo Pharma Malaysiaは、大日本住友製薬100%子会社SPAP社の100%子会社として設立されたもの。
 大日本住友製薬は、マレーシアにおいて、現地の提携会社を通じてカルバペネム系抗生物質製剤「MERONEM」を販売しており、2022年には、現在承認申請中の非定型抗精神病薬「LATUDA」の発売を予定している。
 Sumitomo Pharma Malaysiaの設立により、現地提携会社とのさらなる連携強化および「LATUDA」を含む今後の新製品の自販体制の構築を目指す。
 また、医療現場のニーズを充足するエビデンスの創出・発信により開発品および製品の価値最大化を担うメディカルアフェアーズ業務のアジア(日本、中国を除く)における統括機能をマレーシアに配置する。
 大日本住友製薬は、中国、シンガポール、タイおよび台湾に現地法人、ベトナムに駐在員事務所を有しており、医薬品の成長市場であるアジアに注力している。 Sumitomo Pharma Malaysia設立により、マレーシアにおける上市品の価値最大化およびアジアにおけるビジネス基盤のさらなる強化を目指す。
 マレーシア現地法人Sumitomo Pharma Malaysiaの概要は、次の通り。
◆会社名:Sumitomo Pharma Malaysia Sdn. Bhd.
◆設立:2021年12月7日
◆代表者:纐纈義隆氏
◆資本金:200万マレーシアリンギット(約5400万円、1マレーシアリンギット=27円で算定)
◆従業員:11名
◆機能:マレーシア国内における医療用医薬品の販売、 医療従事者に対する製品情報および医学・科学的情報の提供・収集
◆株主:SPAP社
◆所在地:クアラルンプール市

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