新型コロナDNAワクチン 高用量製剤でのP1/2試験接種完了  アンジェス

 アンジェスは10日、新型コロナスDNAワクチンについて、高用量製剤でのP1/2相試験について、目標症例数である400 症例の接種を完了したと発表した。
 同臨床試験は、有効性としての免疫原性をより高めるための取り組みで、プラセボ(偽薬)を使用しない実薬のみの非盲検で実施している。また、接種方法として、筋肉内接種と皮内接種を行った。
 新型コロナDNAワクチン高用量製剤のP1/2試験の概要・接種方法は、次の通り。

◆概要:健康成人志願者を対象とした、治験薬の安全性及び免疫原性の評価のための無作為化、非盲検試験
・ 目標症例数:400 例
・実施施設数:関西および関東エリア6 施設
◆接種方法:筋肉内、用量(1回の接種における用量):2mg、接種間隔と回数:2週間隔3回、合計接種量 :6mg、症例数:80

◆接種方法:筋肉内、用量(1回の接種における用量):4mg、接種間隔と回数:4週間隔2回、合計接種量 :8mg、症例数:80

◆ 接種方法:筋肉内、用量(1回の接種における用量):8mg、接種間隔と回数:4週間隔2回、合計接種量:16mg、症例数:80

◆接種方法:皮内、用量(1回の接種における用量):1mg、接種間隔と回数:2週間隔3回、合計接種量:3mg、症例数:80

◆接種方法:皮内、用量(1回の接種における用量):1mg、接種間隔と回数:4週間隔2回、合計接種量:2mg、症例数:80
 同研究は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)のワクチン開発推進事業「新型コロナウイルス(COVID-19)を標的としたDNA ワクチン臨床開発」の支援を受けている。
 なお、同件の今年度の通期連結業績に与える影響は軽微である。
 

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