第10回「道修町たなみん寄席」配信開始  田辺三菱製薬

船がテーマの上方芸能とクルーズで大阪の魅力を再発見

大阪まち歩き「水の都の名場面を船でめぐる」編(左から髙島幸次氏、春野恵子、桂春若)

 田辺三菱製薬は10日、くすりの町の寄席として主催する第10 回「道修町たなみん寄席」を、22日よりオンデマンド配信すると発表した。
 道修町たなみん寄席は、「くすりの町」として知られる大阪・道修町に本社を置く田辺三菱製薬が、メセナ活動の一環として、2017 年から年2回開催しているもの(2020年、2021年はオンデマンド配信)。
 同社キャラクター「たなみん」をナビゲーターに、大阪で人気の高い伝統芸能である落語などの上演とともに、その背景となった大阪の歴史についての講演を行うことで、大阪の歴史や伝統文化に気軽に親める内容となっている。
 第10回目の節目となる今回は、「船でめぐる、あの日の大阪」をテーマに、水とともに栄えた「水の都」大阪にまつわる演目を配信し、大阪の魅力を再発見する演目が組まれている。
 上方落語の大ネタと、同会初となる浪曲のほか、「大阪まち歩き」シリーズの第二弾では、船に乗り込み、毛馬 閘門越えの見どころ映像を交えながら、大阪市の中心地を流れる川から、大阪の歴史と、川を舞台に生まれた上方芸能の名作や名場面を紹介する。
 田辺三菱製薬は、1678 年に大阪で創業した老舗製薬企業として、田辺三菱製薬史料館の一般公開、道修町ミュージアムストリートの展開、および上方芸能と歴史講演の会「道修町たなみん寄席」の開催を通し、道修町を中心に、大阪の歴史と文化の再評価や、地域コミュニティーの振興に取り組んでいる。
 これらメセナ活動(企業による芸術文化支援)の実施を通して、地域が持つ多様性を尊重し、活力に満ちた豊かな社会の実現をめざしている。
第 10 回道修町たなみん寄席「船でめぐる、あの日の大阪」オンデマンド配信概要は次の通り。

・配信開始日時:11月22日(月)10:00
・配信サイト:道修町たなみん寄席ウェブサイト(https://www.tanamin-yose.net)
・視聴料:無料
・演目:
1 大阪まち歩き 「水の都の名場面を船でめぐる」編
(航路︓天満橋八軒家浜~大川~毛馬閘門~淀川~毛馬閘門~大川~土佐堀川) 髙島幸次氏(龍谷大学REC顧問)、桂春若(落語家)、春野恵子(浪曲師)
2 上方落語 桂春若「三十石」(伏見から大阪の八軒家までの船旅を描いた落語の大ネタ)
3 浪曲 春野恵子「樽屋おせん」(曲師︓虹友美)
(「八百屋お七」などで知られる井原西鶴「好色五人女」の巻二「樽屋おせん」が題材の浪曲)

落語「三十石」を演じる桂春
浪曲「樽屋おせん」を演じる春野恵子

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