メンタルヘルスカウンセリングなどの健康支援サービスを提供するティーペックは25日、新型コロナウイルス感染拡大による心理影響データを公開し、コロナ禍で「死にたい」と訴える相談件数は前年比1.7倍に増加していることを明らかにした。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた2020年の同社メンタルヘルス相談件数の推移と傾向を健康経営情報サイト「わくわく T-PEC」で公開したもの。
同社の電話・Webによるメンタルヘルス相談から、「死にたい」など、自傷他害をほのめかす相談件数の推移をまとめた結果、前年と比較して2020年8月以降は顕著に増加したことがわかる。
また、相談の傾向については、年間を通じて、コロナによる不安や社会的閉塞感に加え、有名人の相次ぐ自死などがリスクケース増加の要因となった可能性が考えられる。
わくわくT-PECは、健康経営を推進する企業人事・健康保険組合の担当者のためのWebサイトで、予防・健康、パフォーマンス・モチベーションの向上からメンタル・ハラスメントの問題まで、職場の健康に関する情報を掲載している。働く人の不安を解消して“わくわく”しながら働けるような職場をつくるための情報を提供する。なお、一部の記事はログイン会員のみの公開となっている。