新型コロナ対策で電子体温計の生産体制強化 オムロンヘルスケア

 オムロン ヘルスケアは、新型コロナウイルス感染拡大防止の取り組み等によるグローバル規模での日常における検温需要の高まりに対応するために、体温計の生産体制を強化する。本年10月より国内の生産拠点である松阪工場において電子体温計の生産ラインを増設し、国内向けの商品供給の強化を図る。
 同社ではこれまでも新型コロナウイルス感染症の拡大防止策の導入にともなう検温需要の高まりに対し、体温計を増産し商品供給量を拡大してきた。現在でもグローバル規模での検温需要は拡大し続けており、今後もこの傾向は継続すると見込まれるため、国内生産拠点である松阪工場(三重県松阪市)での体温計の生産を開始し、さらなる商品の安定供給を目指す。
 現在の生産工場であるオムロン大連(中国大連市)の生産ラインをベースに、安全性や耐久性、省人化、高速性を追求した新たな生産ラインを構築し、松阪工場では年間最大300万本を供給する。

電子体温計MC-687


 今回、新たに増設するラインでは電子体温計の主力機種である「MC-687シリーズ」を生産する。同機種は約15秒の予測検温と実測検温の両方が可能な体温計で、年間の国内向け体温計出荷量のうち約40%を占める主力機種である。
電子体温計MC-687の特長は次の通り。
・音と光で検温終了をしっかりお知らせ
・約15秒のスピード検温
・予測検温と実測検温の両方に対応
・はさみやすく、ずれにくいフラット感温部
・大きな文字で測定結果が見やすい、大型表示画面
・電池交換可能

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