OSAKAPiTaPa専用緊急時連絡サービスを開発    コラントッテ

 磁気健康ギアの製造・販売元のコラントッテ(本社・大阪市)は15日、OSAKA PiTaPaカードの発行及び利用促進等を行う大阪メトロサービスと業務提携し、OSAKA PiTaPa専用のCSS(コラントッテ・セーフティ・システム・緊急時連絡サービス)商品を開発したと発表した。
 CSSは、外出先での突発的な疾患(脳梗塞・心筋梗塞)発症や、事故、自然災害により意識不明の状態で救急病院に搬送された際、24時間365日、速やかに家族などへ連絡を繋げることができる緊急時連絡サービス。
 新商品には、OSAKA PiTaPaカードを収納できるスリーブケースに、従来のCSSの仕組みである登録済みの緊急連絡先に連絡が届くサービスと、読み取りエラーを防止する機能の2つが搭載されており、OSAKA PiTaPa向けの優待サービスとして連携を行っている。
 具体的な仕組みは、突発的な病気や事故、災害などにより意識不明の状態となった時、警察・消防・救急隊員、発見者が、スリーブケースに記された24時間365日体制で稼働するCSS管理センターのフリーダイヤルに電話する。
 通話を受けたCSS管理センターは、ID番号で管理する予め登録された緊急連絡先に繋がるまで連絡するというもの。


 緊急連絡先などの個人情報は、ID番号で管理されているため、スリーブケースを紛失した場合でも第3者に身元が特定される心配はない。CSS管理センターの電話番号が記載されたスリーブケースデザインは3種類から選べる。

 

複数の非接触型ICカードをカードケースに収納携帯している場合、それぞれのカードが同時に反応することにより干渉し合い必要な電圧を確保できない。そのため、どのカードで認証・清算するのか判断できず、改札や精算機でエラーが発生するケースがある。


 新商品は、OSAKA PiTaPa専用のCSSスリーブケースにOSAKA PiTaPaカードを収納することで、その電磁波だけを読み取り、他のICカードの電磁波をシャットアウトする。


 突発的な病気や事故、災害などにより意識のない状態で救急病院に搬送された場合、ある一定の処置までは行われるが、それ以上の治療は家族の同意が必要となるケースがある。
 そのため、適切な治療を施せば、発症前の日常生活を送ることが出来る可能性があるにもかかわらず、家族に連絡が繋がらないため、多くの患者が後遺障害が残っている現状がある。
 CSSは、こうした状況を回避するには、家族などの緊急連絡先へいち早く連絡を繋げることが不可欠となる。人生100年時代と言われる昨今、1人でも多くの健康寿命を延ばし、社会への貢献に繋げることを目的に開発された。

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