非定型抗精神病薬「ルラシドン」国内承認申請  大日本住友製薬

 大日本住友製薬は、7月31日、同付けで非定型抗精神病薬「ルラシドン」の国内製造販売承認申請を行ったと発表した。
 同申請は、「統合失調症」および「双極性障害におけるうつ症状の改善」を適応症としたもの。
 ルラシドンは、大日本住友製薬が創製した独自な化学構造を有する非定型抗精神病薬の中核製品で、既に米国などで「ラツーダ」の製品名で販売。北米での2018年度売上高は1845億円に上り、世界のブロックバスターとして成長を遂げている。
 同剤は、ドパミン D2、セロト ニン 5-HT2A、セロトニン 5-HT7受容体に親和性を示してアンタゴニストとして作用し、セロトニン 5-HT1A 受容体にはパーシャルアゴニストとして作用する作用メカニズムを有しており、統合失調症および双極性障害におけるうつ症状の新たな治療選択肢として期待されている。

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