閉鎖式薬物移送システム「BD ファシール オプティマ システム」のフルラインナップを展開 日本BD

投与時の曝露対策ニーズの高まりに対応

 日本ベクトン・ディッキンソン(日本BD)は、抗がん薬などのハザーダス・ドラッグの曝露対策を支援する閉鎖式薬物移送システム(CSTD)「BD ファシール オプティマ システム」において、従来の調製用製品群に加え、新たに投与工程に対応した製品群を追加し、17日よりフルラインナップを展開している。
 「BD ファシール オプティマ システム」は、先行品「BD ファシール システム」の「Nothing in & Nothing out(入れない、出さない)」のコンセプトを継承し、薬剤や薬剤蒸気の漏出と微生物の混入を防ぐ高い閉鎖性を維持しながら、操作性を向上させた次世代モデルである。ワンステップ ストレートプッシュ接続や接続後に外れにくい構造など、医療現場で日常的に扱いやすい設計となっている。
 今回、投与用の製品群を加えることで、医療従事者が薬剤をより安全かつ効率よく取り扱える環境整備に貢献する。さらには、患者が治療を受ける環境の安全性を支えることにもつながる。

 抗がん薬などのハザーダス・ドラッグは、薬剤師による調製時だけでなく、看護師による投与時にも曝露リスクがあることが知られている。DNAへの有害作用や発がんリスク、生殖・胎児への影響など、医療従事者の健康に深刻な影響を及ぼす可能性が報告されている。
 このような背景から、「がん薬物療法における曝露対策合同ガイドライン」において、2015年版では主に調製工程を対象としていたCSTDの活用が、2019年版では投与時にも推奨されるようになった。
 また、2026年度診療報酬改定では、投与時閉鎖式接続器具使用加算(150点)が新設されるなど、制度面でも曝露対策を後押しする環境が整いつつある。
 こうした医療現場のニーズを受け、日本BDは抗がん薬の投与工程に対応した「BD ファシール オプティマ システム」を追加し、調製から投与まで一貫して使用できるフルラインナップを実現した。
 「BD ファシール オプティマ システム」の特長は、次の通り。

◆1994年の発売以降世界の多くの国で使用されてきた従来製品「BD ファシール システム」から、NIOSHテストプロトコル2015年ドラフト版に基づく製品性能試験をクリアした高い閉鎖性を継承している。

◆医療現場での使いやすさを追求し、次の点で操作性を向上。

・人間工学に基づく設計により、手になじみやすく扱いやすいデザイン
・ ワンステップ ストレートプッシュ接続により、より直感的な接続操作を実現し、接続する向きの確認も不要

・ 接続後に外れにくい構造や薬液を採取しやすい設計により、日常業務での作業性を向上

・ 針刺し防止設計など、安全性も維持

・ 特別なトレーニングを必要としないシンプルな操作性

まっすぐ押し込むだけで接続できる「ワンステップ ストレートプッシュ接続」

 日本BDは今後も、CSTDのパイオニアとして、製品の提供のみならず教育・啓発活動や医療現場との連携を通じて、ハザーダス・ドラッグ曝露対策の普及に取り組んでいく。
 

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