新規作用機序抗マラリア薬前臨床研究 グローバルヘルス技術振興基金から7億円の助成決定 田辺ファーマ

 田辺ファーマは22日、マラリア治療研究機関のMedicines for Malaria Venture(MMV)およびジョージア大学(UGA)と共同研究を進めている新規作用機序抗マラリア薬について、前臨床研究を目的とする2年間のプロジェクトとしてグローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)より約7億円の助成を受けることが決定したと発表した。
 これまで田辺ファーマは、GHIT Fundより助成を受けて2015年にMMVと抗マラリア薬の共同研究を開始し、2023年からのUGAも加わった取り組みで、MMVの基準を満たす前臨床候補化合物の創出を達成した。この前臨床候補化合物は、次世代の抗マラリア薬として理想的な特性を有している。
 今回のプロジェクトでは、熱帯熱マラリア及び三日熱マラリア(再発防止を含む)に有効な単回経口治療薬または予防薬(経口剤、もしくは注射剤)の前臨床研究を成功させることを目指している。
 マラリアは、エイズ、結核と並ぶ世界三大感染症の一つで、マラリアの根絶は、「持続可能な開発目標(SDGs)」の目標3「すべての人に健康と福祉を」のターゲットである。
 GHIT Fundは、日本政府(外務省、厚生労働省)、製薬企業などの民間企業、ゲイツ財団、ウェルカム、国連開発計画が参画する国際的な官民パートナーシップだ。世界の最貧困層の健康を脅かすマラリア、結核、顧みられない熱帯病(NTDs)などの感染症と闘うための新薬開発への投資を行っている。
 治療薬、ワクチン、診断薬を開発するために、GHIT Fundは日本の製薬企業、大学、研究機関の製品開発への参画と、海外の機関との連携を促進している。

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