

協和キリンは20日、バイオ医薬品の生産を担う高崎工場(群馬県高崎市)の最新鋭自動化倉庫棟が本格稼働したと発表した。同工場において、整備を進めてきたC地区倉庫棟が昨年5月31日に竣工し、本年3月1日より正式に稼働開始したもの。
同施設は、効率を優先した自動化を推進するとともに、日米欧三極のGMP規制および国際的ガイドラインにも機能対応した次世代型の医薬品物流拠点で、基本設計はキリンエンジニアリング、実施設計・監理および施工は戸田建設が担当した。
同倉庫棟は、高崎工場の生産量増加に伴う保管需要(原薬・製品・原料資材・参考品)に対応すべく、既存倉庫棟の機能を集約した新規施設として建設された。
生産能力100%稼働を前提とした保管規模と、増築・拡張を見越したゾーニングにより長期的な事業計画にも柔軟に対応する。倉庫管理システムによる在庫管理・トレーサビリティ強化に加え、大規模自然災害BCP方針に準拠し、免震構造・非常用バックアップ電源・3mの水没対応・冷蔵冷凍設備の冗長化を備え、災害時でも倉庫機能を安定継続できる設計となっている。
さらに、太陽光発電設備の導入や、バリアフリー・カフェテリア設置など持続可能で従業員の働きやすい環境も整備されている。
◆藏夛敏之協和キリンChief Supply Chain Officer(CSCO)のコメント
C地区倉庫棟の3月1 日の稼働開始は、協和キリンの安定的なサプライチェーン構築に向けた重要な一歩である。本施設は自動化による作業効率化・省人化を実現するとともに、国際的なGMPガイドラインへの対応、さらには大規模災害時にも倉庫機能を継続できるBCP対応を兼ね備えている。
長期的な事業拡大を支える柔軟性と、患者さんに医薬品を安全・確実にお届けするための信頼性を両立したこの施設を、今後のグローバルな事業成長の基盤として最大限に活用していく。

