住友ファーマは20日、4月8日の取締役会で決議した新株式発行の価格を1990円に決定したと発表した。
これにより今回の国内一般募集、海外募集および第三者割当増資による調達資金額は、手取概算で上限1115億6572万円になる。
調達資金の使途の見通しについては、開発中の抗がん剤「エンゾメニブ」(急性骨髄性白血病)、ヌビセルチブ(骨髄線維症)の2品目の臨床試験を中心とするがん領域の研究開発資金として、2029年3月末までに300億円充当する。
さらに、神経変性疾患および感染症領域への研究開発資金として同年3月末までに100億円、再生・細胞医薬品の研究開発の加速及び生産能力の増強のためRACTHERAおよびS-RACMOへの投融資資金として、100億円充当する。
さらに、生産設備および研究所に対する生産・品質体制の強化を目的とした設備投資資金に加えて、ITシステム投資資金ならびに主に他社製品の開発や販売に関する提携およびライセンス契約に係る戦略投資資金として、同年3月末までに100億円を充当。残額は、財務の更なる健全化を目指して2029年3月末までに有利子負債の返済資金に充当する。
今回の新株発行・売り出しと三井住友銀行などとの総額1500億円(タームローン200億円、コミットメントライン1300億円)規模のブリッジローン締結を併せて、住友化学の債務保証を受けた既存借入金を全額返済。住友化の債務保証を受けない同ブリッジローンによるリファイナンスを行う。
なお、住友ファーマは、実際の充当時期まで調達した資金を当社預金口座で管理する。

