参天製薬は、後天性眼瞼下垂治療剤「アップニーク」(一般名:オキシメタゾリン塩酸塩)を5月15日に日本国内で発売する。
なお、同剤は、薬価基準未収載医薬品として販売予定のため、健康保険等の公的医療保険の給付対象外となる。
同剤の有効成分であるオキシメタゾリンはα1及びα2受容体のアゴニストとして作用することが報告されており、上眼瞼の挙上に関わる筋組織のうち、ミュラー筋のα受容体に作用して収縮させ上眼瞼を挙上させる。
国内でのP3相プラセボ対照無作為化二重遮蔽比較試験において、後天性眼瞼下垂の患者を対象に、同剤の1日1回点眼の有効性及び安全性を評価した。主要評価項目である投与開始14日後のMRD-1(瞳孔中心と上眼瞼縁の距離)の投与から2時間後のベースラインからの変化量において、同剤1日1回点眼のプラセボ点眼液に対する優越性が検証された。
同結果に伴い、2024年12月に参天製薬が製造販売承認の申請を行い、2025年12月に後天性眼瞼下垂を効能・効果として製造販売承認を取得した。
◆栗原逸平参天製薬日本事業統括 兼事業開発担当のコメント
眼瞼下垂は、上眼瞼が下がることによる外見的変化のみならず、病態が進行すると視野の狭窄を引き起こし、眼の疲れや頭痛・肩こり等の日常生活における様々な不具合をもたらす事がある。また日本国内においては、現状、眼瞼下垂の医学的治療法は外科手術に限られる。参天製薬は、非侵襲的に後天性眼瞼下垂を改善する本剤の提供を通じて、新たな治療選択肢を患者さんに届けることを目指している。

