国立がん研究センターと日本のがん研究推進に向けた共同研究契約を締結 アッヴィ

 アッヴィは5月31日、本年4月1日に国立がん研究センターとSCRUM-Japan(Cancer Genome Screening Project for Individualized Medicine in Japan)の最終年度となる第4期への参画に関する共同研究契約を締結したと発表した。
 SCRUM-Japanは、2015年に国立がん研究センターが設立した日本初の産学連携による世界最大規模のがんゲノムスクリーニングプロジェクトだ。広範な固形がん患者を対象に、がんの遺伝子変化を調べるプロジェクトで、有効な治療を適切な患者にいち早く届けることを目的としている。
同契約に基づき、SCRUM-Japanが構築した臨床ゲノム情報データベースを活用し、アッヴィが有する抗腫瘍薬候補の研究開発を加速する。
 さらに、希少頻度の遺伝子変化を有する患者さんに向けて、臨床試験への登録機会の提供につながることが期待される。

◆ジェームス・フェリシアーノアッヴィ合同会社社長のコメント
 現在、アッヴィでは多様ながん種に対する開発を積極的に推進している。本契約のもと、革新的なパートナーや医療機関との連携を強化することで、がん患者さんへの新たな治療選択肢の提供を通じ、患者さんの笑顔に貢献していく

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