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三旺コーポレーション(代表取締役社長:小松弘明氏)は12日、血管研究分野専門家の高倉伸幸大阪大学微生物病研究所教授と昨年12月13日にアドバイザリー契約を締結したと発表した。同教授は、加齢や劣悪な生活習慣によって酸素や養分の送達の役割を担う毛細血管に血流がなくなってしまう「ゴースト血管」の概念を提唱した研究者としても広く知られている。
「ヒトは血管ととともに老いる」-これは米国の内科医ウィリアム・オスラー博士の言葉だ。高血圧、糖尿病、脂質異常症は、三大生活習慣病ともいわれ、全身の血管に大きな影響を及ぼす。今回、「血管の健康が全身の健康につながる」認識を広め、研究の発展と情報発信を強化するため、血管研究の第一人者である高倉教授とアドバイザリー契約を結んだ。「ゴースト血管」の提唱者としても知られる高倉伸幸教授と共に、この新たな取り組みを通じて、血管の健康に関する情報をさらにわかりやすく発信していく。
三旺コーポレーションは、1998年4月より健康食品事業を展開し、医療機関向けの高品質サプリメントを開発・販売。2021年2月には、ロシアのロビオス社と独占販売契約を結び、自社のオリジナル原料として、高品質タキシフォリン「ビタロースト」を取り扱っている。
同社では、タキシフォリンが持つ優れた機能性を広めるため、血管の健康維持を軸にした独自の健康理念「トータルベッセルケア®(TVC)」を提唱している。血管は、様々な症状と深く関係しており、未病の段階からその健康を保つことが重要である。そこで、「TVC」の概念のもと、血管の健康を支える「素材」と「情報」を提供し、健康への貢献を目指している。
◆高倉教授のコメント
血管の健康は、全身の健康維持に不可欠な要素です。老化によって毛細血管構造は徐々に破綻するが、劣悪な生活習慣によってそれが加速する。酸素や養分の送達の役割を担う毛細血管に血流がなくなってしまう状態を「ゴースト血管化」と名付けた。『ゴースト血管』という概念を提唱した立場から、今回の取り組みに大きな意義を感じている。今後も、血管研究の最新知見を共有し、健康寿命の延伸に貢献できればと考えている。